新日石グループ大阪製油所の立ち入り検査終了-大阪府

新日本石油の子会社、新日本石油精製が製油所検 査で虚偽報告を行っていたことに関連し、大阪府は16日、先月から実施していた大阪 製油所の立ち入り検査を終えたと発表した。その結果、操業停止している16設備のうち、 6設備の保安検査が完了、設備稼働にあたって安全上支障がないと判断したという。残 りの10 設備については保安検査を継続しており、不備が発見されなかった場合、稼働 再開が可能となる見通し。

新日石は8月4日、新日本石油精製が麻里布(山口県)と大阪の両製油所で保安検 査を一部実施していないにもかかわらず、検査で合格したとの虚偽報告を関係当局に提 出していたと発表。この日から2製油所の稼働を安全性が確認できるまで自主的に停止 している。

大阪府によると、立ち入り検査期間は8月14日から9月16日までの延べ13日間。 製油所稼働のために必要な残り10設備の保安検査について、保安対策課検査グループの 西郡英男・課長補佐は「検査そのものはほぼ終わっており、今月末くらいまでには稼働準 備が整う見通し」と説明している。

一方、経済産業省原子力安全・保安院は、両製油所の立ち入り検査を既に終えてい るが、行政処分の有無については現時点で発表していない。新日石の広報担当者による と、保安院や山口県などの行政処分についての判断が下された後で、製油所の再稼働時 期を見極めると話している。新日石は8月、2製油所の操業停止期間が2-3カ月程度 かかり、操業停止によって2004年3月期に85億円の利益悪化要因になるとの見通しを 発表している。

新日石の株価は前週末比1円(0.2%)高の471円。

東京 鈴木 偉知郎 Ichiro Suzuki --* (81)(3)3201-8594 isuzuki@bloomberg.net Editor:Abe

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