コンビニ8社の8月売上高:全社前年割れ-セブンの健闘が際立つ

ブルームバーグ・ニュースが11日までに まとめたコンビニエンスストア8社の2003年8月売上高(速報ベース)による と、全社の既存店売上高が前年割れとなった。ただ、マイナス幅を前年同月比

0.6%にとどめたセブン-イレブン・ジャパンと、平均5%の下げとなった他の 7チェーンとの格差が鮮明化、商品力や運営力で勝るセブンイレブンの健闘が 際立った。

セブンイレブンは既存店来客数が同0.8%増とプラスを確保。天候不順を 理由に来店客数が減少したと主張する他チェーンと一線を画した。同社は8月 31日に1万店体制を構築。1万店達成を記念したキャンペーンや、アニメ・キ ャラクターを利用した絵皿キャンペーンが奏効、顧客の来店頻度を高めた。

また、手作り感を強調した新開発のおにぎり商品「直巻きおにぎり」も好 調、取り扱い店舗の売り上げに貢献した。

半面、ローソン、ファミリーマートなど他チェーンの既存店売上高は同3 -4%のマイナス。「地域で話題になるような新商品を出せない状況が続いて いる」(スリーエフの西山英司コミュニケーション推進室主幹)。

商品別の動向をみると、冷夏の影響で冷菓や飲料など夏物商品が売れなか った。行楽需要の見込めるお盆期間中に、雨天や日照時間の短い日が多かった ことが売り上げの減少に拍車をかけた。一方、肉まん、フライドポテト、おで んなどの温かい商品は好調だった。

○コンビニの8月売上高(前年同月比%)
注)▲はマイナス:この数値は速報ベース
チェーン名                 既存店売上高   既存店来客数   全店売上高
セブン-イレブン・ジャパン    ▲ 0.6            0.8           6.1
ローソン                    ▲ 3.7         ▲ 2.3        ▲ 1.1
ファミリーマート             ▲ 5.7         ▲ 3.8        ▲ 1.7
サークルケイ・ジャパン       ▲ 5.4         ▲ 3.6        ▲ 2.2
サンクスアンドアソシエイツ   ▲ 5.4         ▲ 7.3        ▲ 7.1
ミニストップ                 ▲ 5.7         ▲ 4.7           0.3
スリーエフ          ▲ 6.9         ▲ 4.5        ▲ 6.1
ポプラ            ▲ 3.4         ▲ 2.7        ▲ 1.7

参考:8月の主要都市各地天気状況 (カッコ内は2002年8月との比較)
           東京         名古屋          広島           福岡
上旬    27.8(-2.0)  27.6(-2.4)   28.1(-1.3)    27.5(-1.9)
中旬    22.6(-5.1)  24.9(-3.8)   25.9(-2.1)    25.9(-1.0)
下旬    27.5(+0.8)  28.1(-1.0)   27.8(+0.3)    28.0(+0.8)
通月    26.0(-2.0)  26.9(-1.6)   27.3(-1.0)    27.2(-0.6)

東京 鷺池秀樹 Hideki Sagiike

藤村奈央子 Naoko Fujimura --*(81)(3)3201-8293 hsagiike@bloomberg.net Editor:Ozawa

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE