ソフトバンク株が大幅高:大和総研「買い」格付け-日経平均採用期待も

ADSL(非対称デジタル加入者線)通信事 業国内2位ソフトバンクの株価が上昇、一時前週末比で11%以上も高くなり、 今年の最高値に接近している。大和総研が格付けを「買い」にすると先週末に 発表したことを受けて、投資家の買い注文が集まっている。

株価は一時、前日比440円(11.1%)高の4390円まで上げた。午後1時35 分現在で同280円(7.1%)高の4230円で取引が進んでいる。値上がり率は東 証1部5位、売買代金は882億円と同トップ。

ソフトバンク株の上昇について市場は「大和総研の株価格付け、保有する あおぞら銀行株の売却資金の受領、日経平均の新規採用候補といった要因が重 なって買い進まれている」(西広市・日興コーディアル証券エクイティ・マーケ ティング部部長)とみている。

大和総研の上野真アナリストは5日の株式取引終了後、ソフトバンク株を 「アウトパフォーム」(買い)に格付けした。保有するヤフー株の含み益といっ た部分を含めて純資産から算出して下値を4000円、今後の収益成長を踏まえる と上値は5000-5900円と分析した。ソフトバンク株には「年金や投信といった 機関投資家のニーズが強い」としている。

また、ソフトバンクは5日、あおぞら銀行株の売却で1011億円を売却代金 として受け取ったと発表した。ブロードバンド(高速大容量)事業への投資資 金に充てる。

さらにソフトバンクをめぐっては「マーケットが日経平均の新規採用銘柄 の最有力候補と位置付けている」(西部長)ことも株価を押し上げている。この ほか市場は、東北電力、セガ、コナミといった銘柄が日経平均に新規採用され る候補とみているという。日本経済新聞社は毎年9月第一週前後に日経平均の 銘柄入れ替えを発表している。昨年は9月5日に発表があった。

ADSL加入者数(7月末)はソフトバンクが296万人と単独企業として は国内でトップ。続いてNTT東日本が178万人、NTT西日本が142万人。 NTTグループとしては320万人になり、ソフトバンクを上回る。

東京 上野 英治郎 Eijiro Ueno --* (81)(3)3201-8841 e.ueno@bloomberg.net Editor :Okubo

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