米GMやヤフーの1株利益、株価上昇で希薄化も-ベアー・スターンズ

自動車メーカーのゼネラル・モーターズ (GM)やインターネット検索のヤフーなど、ことし転換社債を発行した米企業 約100社は、株価上昇が持続すれば、1株当たり利益が減少する可能性がある ことが米証券大手ベアー・スターンズの調査で29日までに明らかになった。

これらの企業が発行したのは条件付転換社債で、株価が一定の水準に上昇す るまで、株式転換に伴って発生する新株を1株利益の算出時に含めることを延期 できるもの。ベアー・スターンズによると、こうした新株の影響を加味すると、 調査会社トムソン・ファイナンシャルがまとめた2003年と2004年の1株利益 予想は4-6%減少する可能性がある。調査をまとめたセンイエク氏は「突然、 こうした希薄化が差し迫ってくるだろう。多くの投資家はこうした条件を理解し ていないと思う」と述べた。

米企業は40年ぶりの低金利の機会を活用し、年初以降、1000億ドル(約 11兆6600億円)を超す転換社債を発行している。条件付の転換社債の場合、 新株は、株価が通常転換価格を10-30%上昇してくるまで計上されない。ただ ナスダック(店頭市場)総合株価指数は年初以降35%上昇しており、転換の条 件に近づきつつある企業も出てきている。

ヤフーはことし4月、条件付のゼロクーポン転換社債を7億5000万ドル相 当発行した。この転換社債は、株価が四半期末最後の30日間で20日間、45.10 ドルを上回った場合、株式1830万に転換されるという条件付き。ヤフー株の 29日終値は32.35ドルと、転換社債が発行された4月4日の終値24.05ドルか ら大きく上昇している。ベアー・スターンズによると、転換された場合、ヤフー の2003年1株利益は34セント、2004年は49セントと、トムソン・ファイナ ンシャルがまとめたアナリスト予想平均(2003年35セント、2004年50セン ト)を下回るという。

ニューヨーク Jack Duffy 東京 守護 清恵 Kiyoe Shugo --*(03)3201-7499   kshugo@bloomberg.net     Editor:Kobari

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