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KDDI:4-6月純利益439億円、通期予想の6割-3G好調で(3)

携帯電話国内2位KDDIの4-6月 期決算は、連結純利益が439億円になった。この期間の決算開示は初めて のため前年同期との比較はない。2004年3月期通期決算は期初の業績予想 を据え置いたが、動画も送受信可能な第3世代携帯電話(3G)が好調で 通期予想の6割以上を確保した計算になる。

連結純利益にはシンガポール・テレコム(シングテル)株の売却損 (107億円)が含まれており、これがなければ500億円前後に達した。31 日発表した第1四半期決算は売上高が6897億円、営業利益が851億円、経 常利益は812億円だった。営業利益は前期実績の6割以上に達した。

本業の営業利益拡大について、都内で記者会見した小野寺正社長は、 携帯電話事業での、1)解約率低下、2)販売手数料一定化、3)シェア 拡大、4)1契約当たり平均月間収入(ARPU)安定――といった理由 を挙げた。

この期の解約率は1.6%と前年同期に比べて0.4ポイント低下、また 携帯電話の純増シェアは3カ月連続で首位になった。ARPUは7480円と 前年同期比で1.1%の低下にとどまった。

通期決算の予想については連結純利益が前期比24%増の710億円とい う5月8日に示した数値を維持した。売上高は同0.2%減の2兆7800億円、 経常利益は72%増の1950億円を予想している。

4-6月期の収益が拡大したにもかかわらず、通期予想を維持する背 景について小野寺社長は、ドコモの3G携帯電話FOMA(フォーマ)が 伸び始めていることを示し、「こうした影響を見守りたい」と述べた。

大和総研の森行眞司アナリストは、KDDIの4-6月期決算につい て、他社のシェアを奪って携帯電話事業が伸びていると指摘したうえで、 足元の収益が伸びていることで「中間決算の段階で通期予想を上方修正す ることになるだろう」と予想した。

KDDIの株価終値は前日比1万3000円(2.5%)高の54万4000円。

東京 上野 英治郎 Eijiro Ueno --* (03) 3201-8841 e.ueno@bloomberg.net Editor:Okubo

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