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コスモ石油:ガソリン販売伸び悩み、7月は3カ月ぶりに減少見通し

石油元売り会社のコスモ石油は、7月のガソリン販 売量が3カ月ぶりに前年実績を下回る公算が大きい。天候不順の影響で、ドライブ需要 の落ち込みから、ガソリン販売量が伸び悩み、20日現在で前年同月比4%の落ち込みと なっている。7月下旬に好天とならない場合、ガソリン在庫の増加ほか、原油処理計画 の落ち込みなども懸念される。

「夏場に道路が渋滞し、エアコンを使うようになれば、ガソリン販売量は伸びる」 ――コスモ石油の保坂賢二・常務はこう話すが、7月は曇りがちの天気が続く。気象庁 によると、7月の日照時間は平年で147.5時間。これに対し、今年(26日現在まで)は わずか33.9時間。さらに、気温も平年を大幅に下回っている。保坂常務はこの天候不順 の影響で7月のガソリン需要は全体で前年同月比2%近く低下すると予想する。

ガソリンの販売は、7月から8月にかけての2カ月がピーク。コスモ石油のガソリ ン販売量(2002年度実績)は、冬場の2月が約50万キロリットルに対し、7月は61万 キロリットル、8月は65万キロリットルまで増加する。

一方、東京電力の原子力発電所の運転再開を受けて、コスモ石油は7月の原油処理 量を前年同月比3%減と、減産に踏み切った。8月の原油処理計画については「まだ決 めていない」(保坂常務)としているが、原発の運転再開により、火力発電所に用いら れる重油の需要減が避けられそうもなく、ガソリン販売が落ち込むことになれば、原油 処理計画にも影響しそうだ。

コスモ石油の株価は前日比変わらずの193円(午前10時19分現在)。

東京 浅野 文重 Fumishige Asano 柯王 郁子 Ikuko Kao --* 03-3201-7137 fasano@bloomberg.net Editor:Abe

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