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コスモ石油・海外部長:OPEC臨時総会で生産枠据え置きへ

コスモ石油の日下部功・海外部長は28日、31日に ウィーンで開催される石油輸出国機構(OPEC)臨時総会の見通しについて、イラク の生産回復の不透明さや、原油価格の高止まり、米石油製品在庫が低水準であることか ら、イラクを除く加盟10カ国の生産枠は現行の日量2540万バレルに据え置かれる可能 性が高いとの見方を示した。

日下部部長は、イラクの足元の原油生産状況は日量80万-100万バレル程度と指摘。 パイプライン爆破や石油関連施設での略奪が頻発していることから、当初見込みの今年 末までに日量150万バレルの生産回復は困難とみている。

一方、OPECが指標としているバスケット価格(7油種平均価格)は24 日、1 バレル当たり27.23ドルと、価格目標帯である22-28ドルの範囲内で推移。14日には 約4カ月ぶりに上限の28ドルを突破するなど高値圏で推移している。

また、米国の原油在庫が1年前の水準に比べ11%低下した水準にあるほか、ガソリ ンや中間留分などを加えた米石油在庫も9億バレル台の前半での推移と、平均的な水準 である10億バレル台を下回っている。こうした背景から、日下部部長は「生産枠据え置 きの可能性が非常に高い」と指摘。そのうえで、米石油在庫とWTI(ウエスト・テキサ ス・インターミディエート)原油価格の相関関係から、現在の石油在庫水準では「(1バ レル当たり)25ドル割れはないだろう」と、下値の堅調な地合いが続くとの見通しを示 した。

東京 鈴木 偉知郎 Ichiro Suzuki --*(03)3201-8594 isuzuki@bloomberg.net Editor:Abe

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