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黒田電気が大幅安:公募増資発表受け、EPS減少を懸念

黒田電気が大幅安。液晶用部品メーカー の買収資金を公募増資で調達すると発表したことから、1株当たり利益(EP S)の減少や需給悪化を懸念する売りが増加したもようだ。

同社株は前日比190円(6.9%)安の2565円で取引を開始後、一時同255 円(9.3%)安の2500円に低下した。

黒田電気は17日、コムラテック(大阪府東大阪市、小村勇一社長)の株 式を90%取得し、子会社化すると発表。この買収資金や同社への貸し付け資金 などを調達するため、150万株を公募増資する方針を示した。

コムラテックは、液晶のガラス基板に液状の樹脂を塗るための部品を製造 販売。同分野では世界で約80%のシェアを保有している。

同発表に際し、大証で会見した黒田電気の上杉貞夫社長は、EPSの減少 見通しについて、「若干は減少するだろうが、すぐに回復させていける」と述 べ、減少は一時的で、業績を伸ばすことで早期回復は可能、との見方を示して いた。

この日の株価は大きく下落したが、コムラテックの買収自体には前向きな 指摘が聞かれた。いちよし経済研究所主任研究員の西村利明氏は、コムラテッ クの買収は「ポジティブに受け止めている。黒田電気の既存自社製品とのシナ ジー(相乗)効果がすぐに表れるわけではないだろうが、液晶周辺商品のライ ンアップが拡充できることは将来的にプラス」と語った。

大阪 山口 由香 Yuka Yamaguchi --* 03(3201)8200 yyamaguchi@bloomberg.net Editor:Okimoto

業界別ニュース:JBN17

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