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小野寺KDDI社長:携帯電話加入者は頭打ち-コンテンツ強化を(2)

移動体通信国内2位であるKDDIの小 野寺正社長は16日の東京都内での講演で、携帯電話の加入者は近々頭打ちに なると予想したうえで、コンテンツ(情報の中身)を含むサービス強化が必 要と強調した。

移動体通信の会議「ワイヤレスジャパン2003」(東京ビッグサイト、 16-18日)で小野寺社長は「KDDIのユビキタス(遍在)戦略」というテ ーマで講演し、日本の人口は1億2000万人程度との理由から、消費財である 携帯電話の加入者は「8500万-9000万人で行き詰まることは間違いない」と 予測した。

このため、収益拡大には携帯電話の用途をこれまでの人と人のやり取り から人と物、物と物のやり取りにも広げていかないといけないと指摘。具体 的には1)リモートコントロール、2)位置情報、3)財布・定期券――と いった活用例を挙げた。

同社長によると、携帯電話を使って遠距離の場所や地域を監視したり、 「人ナビ」のように携帯電話の音声案内に従って人が歩きながら目的地まで たどりつける仕組みを考えている。さらに、携帯電話が財布や定期券の役目 を果たせる機能も持てるようにする。

小野寺社長はプライバシー保護やセキュリティの確保を前提に、こうし たサービスを推し進める意向を表明した。ユビキタスはラテン語で「いたる ところに存在する」という意味。通信業界では、携帯電話を通じていつでも、 誰でも、どこからでも情報ネットワークに接続できるという趣旨で使われる。

KDDIの株価終値は、前日比4000円(0.8%)高の50万5000円。

東京 上野 英治郎 Eijiro Ueno --* (03) 3201-8841 e.ueno@bloomberg.net Editor :Okubo

企業ニュース:JBN18

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