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ドコモ社長:台湾出資会社への買収交渉「知らないわけではない」(2)

移動体通信国内首位であるNTTドコモ の立川敬二社長は10日の定例記者会見で、ドコモが出資している台湾の携帯 電話会社に対して台湾の同業他社が買収提案をしているとの一部報道について 「知らないわけではない」と述べ、買収交渉が進んでいることを認めた。

ドコモが21%出資する携帯電話台湾4位のKGテレコミュニケーションズ (KGテレコム)については、同3位のファー・イーストン・テレコミュニケ ーションズ(遠傳電信)が買収に向け協議していると現地で報じられている。 立川社長はこの交渉を認めたうえで、「決定をみたものはなく、現時点で公表 できるものはない」と述べた。

そのうえで、動画も送受信可能な第三世代携帯電話(3G)の免許申請を KGテレコムが見送ったことから、「3Gをやる方針に変わりはなく、台湾で は免許を持つ人とどう手を組んでいくかがかぎ」として、ファー・イーストン との提携に前向きの姿勢を示した。

10日付の台湾紙、工商時報は、ファー・イーストンのKGテレコム買収手 法としてドコモが株式交換を求めていると報じた。ファー・イーストンの提案 する現金(キャッシュ)による買収ではドコモが損失を被るためとしている。

株式交換という手法について立川社長は「選択肢の1つ。キャッシュなし でやる方法、キャッシュで株を整理する方法などは選択肢としてあり、当事者 の判断することだ」と述べた。

また、立川社長は定例会見で、インターネット接続サービス「iモード」 について、「欧州の主要国をカバーできる体制が整った」と述べた。欧州でi モードは6月下旬にスペインでのサービスを開始、イタリアでも年末から展開 する。これでドイツ、オランダ、ベルギー、フランス、スペイン、イタリアに iモードを導入することになる。

欧州でのiモード対応の携帯端末についても「NEC以外に三菱電機と東 芝に供給してもらう」として、機器の面でも裾野を広げる意向を示した。

NTTドコモの株価終値は、前日比3000円(1.0%)安の29万3000円。

東京 上野 英治郎 Eijiro Ueno --* (03) 3201-8841 e.ueno@bloomberg.net Editor :Okubo

企業ニュース:JBN18

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