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クレジット・デリバティブ市場、1兆8000億ドルを上回る-フィッチ

大手格付け会社のフィッチ・レーティングス が実施し9日までにフランクフルトで発表した調査によると、信用リスクを取 引するクレジット・デリバティブの市場規模は全世界で1兆8000億ドル(約210 兆円)を超え、予想を約40%上回ることが分かった。

フィッチによると今回の調査では、欧州保険2位のアクサや再保険世界2 位のスイス再保険、証券3位の米ゴールドマン・サックス・グループなど34社 が対象に加わった。回答数は181となり、同市場のほぼ95%をカバーしている という。

調査によると、約3030億ドル相当の信用リスクが保険会社に転嫁された。 そのうち2000億ドルは銀行からで、残りは「恐らく」ヘッジファンドからだろ うとフィッチは指摘している。同社のアナリスト、ライネル氏は「デリバティ ブに隠されてリスク・ポジションの把握が難しくなっている。特に保険会社が 分かりにくい」と述べた。

拡大するデリバティブ市場は現在、想定元本ベースで128兆ドル規模、最 大可能損失額は1兆3000億ドルとされている(国際決済銀行=BIS=調べ)。 なかでもクレジット・デリバティブは最も伸びの大きい分野。

フィッチの調査で、デリバティブ相対取引の相手方の大手として名前が挙 がったのは米J.P.モルガン・チェースとメリルリンチ、ドイツ銀行、モル ガン・スタンレー、クレディ・スイスなどで、上位10社がクレジット・デリバ ティブ市場の約70%を占めるという。

取引対象として主要なものは欧州通信大手フランステレコム、自動車大手 の米フォード・モーターとゼネラル・モーターズ(GM)、独ダイムラー・クラ イスラー、総合電機の米ゼネラル・エレクトリック(GE)などの債務。

フランクフルト Silje Skogstad 東京 木下 晶代 Akiyo Kinoshita --* (03) 3201-8394 akinoshita2@bloomberg.net    Editor:Kobari

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