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ソフバンク:売買代金1000億円超、強弱感対立で取引増加-東証首位

ADSL(非対称デジタル加入者線)国内2 位ソフトバンクの売買代金が9日、1000億円を超えた。個別銘柄の取引高とし ては異例の高水準で、利益確保の売り注文と一段の上値余地を見込んだ買い注 文が交錯した。株価も乱高下した後、高値を更新して取引を終えた。

ソフトバンクの取引高は1004億円と東証1部首位、2位のトヨタ自動車の

2.5倍以上で、全体の売買代金の約8%以上を占めた。個別の取引高が1000億 円を超えるのは珍しく、最近ではセイコーエプソンの上場初日(1042億円)が ある。ソフトバンク自身では2000年4月27日(1039億円)以来ほぼ3年2カ 月ぶりの高水準で、当時のIT(情報技術)ブーム以来の株式市場活況を象徴 する取引高となった。

この日の株価は、9日夜明らかになる米ヤフーの決算内容を見守るとの見 方から「前日までの10日連続高の値上がり益をいったん確保する売り注文が先 行」(石川照久・泉証券商品部長)して下落して始まった。一時前日比で240円 (6.7%)安の3330円まで下げる場面もあった。8日までの値上がり幅は1761 円、率にして97%(ほぼ2倍)に達していた。

一方では「指数連動型(インデックス)運用をする機関投資家が、保有株 を東証株価指数(TOPIX)と連動させるために時価総額の多いソフトバン ク株を再び組み入れている」(上野真・大和総研アナリスト)ことから、売買が 交錯して取引量が拡大した。

株価は前日終値をはさんで上下540円の値幅で荒い動きになり、前日比60 円(1.7%)高の3630円で取引を終えた。11日連続の値上がりになる。一時300 円(8.4%)高の3870円まで上昇して4日連続で今年の最高値を更新した。2001 年7月5日(3940円)以来2年ぶりの高値。

株式市場は「この日の米ヤフー、11日のゼネラル・エレクトリック(GE)、 来週のインテルの決算が、当面の日本株の行方を左右する要因として注目され る」(西広市・日興コーディアルグループエクイティ部部長)と受け止めている。 ソフトバンク株についても、当面はこうした米ハイテク企業の収益動向をみな がら落ち着きどころを探る展開になりそうだ。

東京 上野 英治郎 Eijiro Ueno --* (03) 3201-8841 e.ueno@bloomberg.net Editor:Okubo

企業ニュース:JBN18

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