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今週ピークの株主総会、27日は1174社-集中日、分散化で7割以下に

3月決算企業の株主総会が27日にピークを 迎える。東京証券取引所の前週までの集計によると、27日の集中日は東証マザ ーズも含め東証上場会社で1174社が株主総会を開くが、割合は東証上場の3月 期決算会社のうち68%と7割を下回り、昨年の77%から減少している。26日に 開催する企業は243社で、昨年よりも70社増、割合も4ポイント増えて14%と なり、分散化の傾向が進んでいる。

警察庁の調べでは、27日の集中日に全国で株主総会を開く企業は1820社で、 昨年よりも210社減っている。各都道府県の警察では、1670社の要請に基づい て、4920人体制で警戒に当たる。警察庁によると、総会屋(特殊株主)は2002 年末で420人おり、83年に比べて4分の1に減っている。昨年、総会屋が出席 した企業数は132社だった。

昨年の株主総会の集中日は6月27日木曜日と、この数年、6月の第4木曜 日が多かったが、今年は金曜日になる。当日、開催予定の川崎汽船では「株主総 会で何か予期しないことが起こった時の備えとして、総会後に6月中の実働日を 1日余分に取っておくことにしており、今年は30日が月曜日なので、自動的に 27日になった」(広報室・河村直樹氏)としている。

集中日に開催を予定している企業は、固定通信の子会社、日本テレコムの売 却が取り沙汰されている日本テレコムホールディングス、経営統合を計画中の熊 谷組と飛島建設、2期連続の純損失を計上した松下電器産業、三菱電機、コニカ と経営統合するミノルタ、統合を白紙撤回した住友化学工業と三井化学、公的資 金の注入が決まっているりそなホールディングス、サミーやナムコとの経営統合 が白紙となったセガのほか、NTT、三菱東京フィナンシャル・グループ、ミレ アホールディングス、武田薬品工業、三共、三菱商事、伊藤忠商事、伊勢丹、旭 化成、味の素、電通、日本郵船、川崎汽船など。

また、すでにNTTドコモ、日産自動車、NECが19日、ソニーが20日に 総会を終了。今週は集中日を除くと、富士通、ホンダ、マツダ、ソフトバンク、 東京証券取引所などが24日、コニカ、日立製作所、シャープ、東急建設、みず ほフィナンシャルグループ、三菱自動車工業、商船三井、JR東日本、JR西日 本などが25日、東芝、リコー、三菱重工業、日本航空システム、全日空、雪印 乳業、トヨタ自動車、日本ハム、新日本製鉄、UFJホールディングスなどが 26日に開催する予定だ。

東証によると、2003年3月期の上場会社1376社(銀行、証券など金融業 127社を除く)の連結業績は、売上高が前期比0.8%増の425兆318億円、営業 利益が同28%増の21兆1446億円、経常利益が同56%増の17兆3828億円、純 損益が前期の789億円の損失から5兆4767億円の黒字に転換した。2期ぶりの 増収増益で、業績面だけからすると、回復基調にある。金融業127社を含めた 1503社ベースでも、経常利益が同81%増の16兆9458億円、純損益が4兆3984 億円の黒字と前期の赤字から回復した。

こうした業績回復を背景に、すでに総会を開いた企業の中には、日産自動車 が役員賞与の総額を15億円以内から20億円以内に増額することを提案し、株主 の了承を得るなど、全体的な株式低迷の中でも好調企業では明るいムードの総会 を迎えたところもあった。

東京 桜井 勉 Tsutomu Sakurai --* (03)3201-3556 tsakurai1@bloomberg.net Editor:Murotani

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企業ニュース:JBN18

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