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Jエナジー:韓国に2万キロリットル軽油輸出-東電向け供給増など

新日鉱ホールディングス傘下の石油元売り会社、 ジャパンエナジー(Jエナジー)は6月に入り、2万キロリットルの軽油を韓国の石油 会社に輸出した。Jエナジー・業務部の田中裕司・需給部担当部長らがこのほど明らか にした。東京電力向けの燃料供給を進めたことで、灯油や軽油などの中間留分に余剰感 が出やすいうえ、新型肺炎、重症急性呼吸器症候群(SARS)の影響でジェット燃料 の需要が減少し、軽油を輸出することにした。

石油元売り会社は、東京電力の原子力発電所トラブル隠し問題で、原子力発電に代 わり需要の高まる火力発電向けの燃料供給を積極的に手掛けている。Jエナジーの今年 度第1四半期(4-6月)の原油処理量は前年同期比20%増の700万キロリットルを計 画。さらに、新日本石油や昭和シェル石油などの大手元売り会社も軒並み前年実績を上 回る処理計画を明らかにしている。

火力発電に用いられる重油で、ガソリン、灯油、軽油などが同時に生産可能となる。 このため、重油だけを生産することは難しく、中間留分が余剰につながる恐れがあった。 ただ、今年は灯油が低水準で需給がひっ迫したうえ、中間留分の質を落として重油の生 産を優先したことで、需給は改善したという。

しかし、新型肺炎SARSの流行により、中間留分に余剰感が生じた。特にジェッ ト燃料は「今年度に入ってから20%以上の需要が落ち込んだ」(田中部長)ことで、中 間留分に余剰感が高まり、軽油輸出に踏み込んだ。今後については「原油処理量を減ら すことなどを検討」(同氏)しており、需給に見合った生産を進める考えだ。

新日鉱ホールディングスの株価は前日比1円(0.4%)高の242円(午前10時32分 現在)。

東京 浅野 文重 Fumishige Asano --*03-3201-7137 fasano@Bloomberg.net Editor :Abe

企業ニュース:JBN18 新日本石油のニュース {5001 JP

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