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ドラッグストアのゲンキーがジャスダック上場、初値は公募の2.8倍

ドラッグストアのゲンキーが10日、ジャス ダックにダッチ方式で新規上場した。午前11時過ぎに付いた初値は55万円と、 公募価格20万円の2.8倍に上昇した。初日の売買高は552株と、公募・売り出 し株数1200株の46%だった。主幹事は新光証券。

直近上場した銘柄のパフォーマンスが良好で「利益が出ているため、新規 銘柄に対して強気のスタンスで臨む投資家が多い。短期的な資金の流入が膨ら み、今後の株価動向を予測するのが難しくなっている」(UFJつばさ証券の投 資情報部・船山省治チーフアナリスト)ようだ。

4月と5月に新規上場した14銘柄全てが公募価格を上回る初値を付け、う ち13銘柄が9日現在も公募価格を上回っている。

ゲンキーは90年設立。福井県を中心にドラッグストアや調剤薬局をチェー ン展開する。取り扱う商品は医薬品や化粧品、日用雑貨、食品など多岐に渡る。 また日常生活の必需品全てが揃うをコンセプトに、従来のドラッグストアより 標準売り場面積が3倍以上広く、商品を豊富に取り揃えた新業態メガドラッグ ストアに注力している。3月末現在の店舗数は33で、うちメガドラッグストア は8店。

上場する他のドラッグストアと比較すると、収益規模は小さめで売上高営 業利益率は平均並み。ただ公募価格のPER(株価収益率)は6.4倍と、同じ く地方を地盤に営業エリアを拡大しているミドリ薬品やグリーンクロス・コア、 キリン堂、セイジョーよりも低かった。

2003年6月期の業績予想は、連結売上高が前期比23%増の127億円、営業 利益は12%増の3億7800万円、経常利益は13%増の4億円、EPS(1株当た り当期純利益)3万1429円43銭。新規出店はメガドラッグストア2店、既存 店売上高は同2.1%増を想定。

ドラッグストア業界では競争が激化しているが、「メガドラッグストアの 展開地域を広げ、オペレーションも順調にいけば、面白い存在になるだろう」 (船山氏)とみられている。

ただし、長期保有を目的とした投資家がドラッグストア株のなかで投資銘 柄を選ぶ場合、まずトップ企業のマツモトキヨシ、次に高収益のスギ薬局に目 を向ける。その次の選択肢のなかで同社株が選ばれるには、さらなる業績の向 上などが必要になりそうだ。

東京 浅井 真樹子 Makiko Asai

--* (03)3201-8955 masai@bloomberg.net Editor:Ushiroyama

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