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5月の携帯加入:KDDI初の連続首位-ドコモ1年ぶり最下位(2)

携帯電話サービス各社が6日発表した5月の加入者 動向によると、KDDIが前月に続いて最多の純増数を獲得した。動画メールサービス の普及や料金の割引サービスの宣伝強化が寄与し、2000年11月にauとしてサービス を開始してから初めて2カ月連続で首位となった。一方、最大手のNTTドコモは新製 品の発売を前に加入者が伸び悩み、昨年5月以来、丸1年ぶりに最下位に転落した。

KDDIグループの携帯電話サービス加入者の5月の純増数は16万2100台。同 社広報部の新井宏史は、4月以降、家族割引やパケット割引といった料金の割引サービ スをテレビ広告などで宣伝したことで、他社からの利用者を獲得できたと指摘。また、 昨年9月に始めた動画メールサービスの対応端末が増えるなど、サービスの充実が解約 率の低下につながったとみている。16日に発売した新型機の販売も好調だった。京セラ 製の新機種「A5305K」はデザイン性を重視し、ディスプレー部が180度回転する。

これに対してドコモの月間純増数は11万6000台と、J-フォンの13万2400 台も下回った。ドコモは4月にデジタルカメラ並みの小型カメラ内蔵機種を含む新しい 「505i」シリーズの携帯電話6機種を発表したが、5月中に発売したのは三菱電機製 の1機種のみ。このためリーマン・ブラザーズ証券の米島慶一アナリストは、買い控え が起こっていると分析している。同アナリストは6月に新機種が発売されれば、ドコモ が巻き返すと予想した。

第三世代携帯電話サービスでは、KDDIの「CDMA2000 1x」の純増数が 52万3700台で、累計803万4600台に伸びた。同サービスは旧来の「cdmaOn e」サービスと併用でき、KDDIが新たに投入する携帯電話が全機種対応機となって いることが強みで、順調に加入者を増やしている。ドコモの「FOMA」の純増数は5 万7200台で累計47万8200台。昨年12月にサービスを始めたJ-フォンの 「Vodafone Global Standard」は8800台増の4万3700台となった。

これとは別に、電気通信事業者協会が6日まとめた移動体通信各社の契約状況によ ると、5月の携帯電話加入台数の純増数(新規加入から解約を引いた数)は前年同月比

2.7%減の41万8100台となった。5月末の累計は前月比0.5%増の7572万5100台 だった。

純増数に基づく各社のシェアは、auが前月比6.6ポイント上昇の44.4%と大き く伸ばした。J-フォンも1.2ポイント上昇の32.3%となった。一方、ドコモは

28.3%と、シェアを4.1ポイント落とした。

NTTドコモの株価終値は前日比7000円(2.6%)高の27万2000円、KDD Iは同1000円(0.2%)安の43万4000円、日本テレコムHDは同1万2000円 (3.4%)高の36万円だった。

東京 鈴木 恭子 Kyoko Suzuki

関岡 智美 Tomomi Sekioka --* (03)3201-8868 ksuzuki3@bloomberg.net Editor:Okubo

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