NEC:中国大手と企業向け通信事業-次世代ネット網構築(2)

NECは、中国通信大手の中国新網通(チ ャイナ・ネットコム)グループが持つアジア地域の光海底ケーブル網を利用して、 今秋から企業向け通信システム構築事業を開始する。NECと中国新網通両社で 3年後に売上高50億円を目指す。NECコーポレート・コミュニケーション部 の飾森亜樹子課長が27日明らかにした。

NECは企業向けに光通信ケーブルを利用してテレビ電話会議などを行う社 内通信システムの構築事業を展開しており、中古車販売大手のガリバーインター ナショナル向けなどの実績がある。

今回、同事業をアジア地域でも展開するため、中国新網通の海底ケーブル子 会社の日本法人、アジア・ネットコム・ジャパンと組む。同地域で事業展開する 大手企業向けに、NECがルーター(通信経路制御装置)やサーバーなど機器の 販売と通信システム構築を手掛け、アジア・ネットコム側が光海底ケーブルを提 供する。

NECは、現行のネット規格「IPv4(インターネット・プロトコル・バ ージョン4)」よりもネットの住所であるアドレス数が多く、セキュリティー機 能の高い次世代規格「IPv6」の準じた次世代ネット網を中心に構築する方針 だ。

中国新網通は今年3月、経営破たんした米グローバル・クロッシングの子会 社アジア・グローバル・クロッシングから総延長1万7900キロにおよぶ光海底 ケーブル網を買収した。アジア・グローバル・クロッシングは1999年にグロー バルクロッシングと米マイクロソフト、ソフトバンクの3社合弁により設立され た。

27日付の日本経済新聞朝刊は、NECと中国新網通グループが今秋アジア 地域で次世代インターネット網を企業に提供する事業を始めると報じた。

NECの株価は前日比1円(0.2%)安の476円(午前9時50分)。

東京 竹本 能文 Yoshifumi Takemoto

堤 紀子   Noriko Tsutsumi

松谷 実   Minoru Matsutani --* (03)3201-8374 ytakemoto@bloomberg.net Editor:Okubo

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