スイスのUBS、米シティを抜き外為取引高トップに-ユーロマネー誌

英金融専門誌ユーロマネーが8日 発表した外国為替市場取引高の年次調査で、スイスの銀行最大手のUBSが、 金融サービス最大手の米シティグループを抜き、初めて首位を獲得した。中小 の銀行との為替取引を増やしたことが貢献した。

外為市場でのUBSの取引シェア(市場占有率)は概算で11.53%と、2002 年の10.96%から上昇。シティは9.87%(2002年は11.17%)で2位に後退し た。3位は昨年と変わらずのドイツ銀行で9.79%だった。

UBSは、為替トレーディングの面で規模の問題を抱える中小の銀行との 取引で18.89%と高いシェアを誇った。また、電子取引の比率を高めたことも全 体のシェア拡大につながった。一方、シティはユーロマネーが調査を開始した 1979年以来、2000年を除き、常に首位を確保してきたが、ロンドン在勤の外為 責任者ムーア氏は「世界には多数の手強い競争相手がいる。すべての番付で常 に1位になれるとは考えていない」と述べた。

調査では、上位10社の取引高合計は全体の63%(2002年は61.5%)を占 め、大手銀行による寡占が進んでいることが示された。調査は運用担当者や企 業の財務担当者1900人余りから回答を得た。全回答者の年間為替取引高は17 兆ドルを超える。

上位10社とシェアは以下の通り。

2003年    2002年        会社名               シェア概算(%)
-------------------------------------------------------------
1           2          UBS Warburg                   11.53
2           1          Citigroup                      9.87
3           3          Deutsche Bank                  9.79
4           5          J.P. Morgan Chase              6.79
5           4          Goldman Sachs                  5.56
6           6          Credit Suisse First Boston     4.23
7          12          HSBC                           3.89
8           7          Morgan Stanley                 3.87
9          10          Barclays Capital               3.84
10          8          ABN Amro                       3.63

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ユーロマネーのウェブサイト http://www.euromoney.com/index.html

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