スーパー5社:3月売上高、ヨーカ堂など4社が前年割れ-イオンは増

ブルームバーグ・ニュースがまとめた 総合スーパー5社の3月の既存店売上高は、西友やイトーヨーカ堂など4社が前 年割れとなった。食料品は堅調だったが、気温の低い日が多かったことなどから 春物の衣料品が振るわなかった。4月の売り上げ状況も衣料品を中心に苦戦して おり、個人消費の環境は依然として明るい兆しが見えてこない。

西友は衣料品の不振で、既存店売上高は前年同月比4.5%の減少と5社中も っとも下げ幅が大きい。同社によると、食料品を得意としていることもあり、衣 料品の売り場面積を縮小していることなども減少の要因としている。

既存店売上高が同3.0%減のヨーカ堂では「3月は気温が低く、特に紳士服 が不振。また、昨年3月は天候が良かったために衣料品が6%伸びた」(広報室 の高羽康夫・統括マネジャー)と、比較する前年の数値が高かったことも影響し たと説明。4月についても「天候が良くない日が多く衣料品が苦戦している」と いう(同氏)。

ダイエーは食料品が同1.0%増と堅調に推移したが、衣料品が同9.0%減と足 を引っ張った。週末の降雨などで需要が低迷したという。

ユニーは既存店のマイナス幅が0.5%の小幅にとどまった。衣料品が7.0%減、 住居関連品も同3.6%減と低迷したが、食品が同3.0%増と売り上げに貢献した。 社長室の岩田正也氏は「野菜などの相場高もあり、食品は持ち直した。また、自 社ブランドの強化で精肉が好調だった」と語った。一方、住居関連品では家電製 品が不振だったという。

イオンは、食品部門が同4.7%増と健闘したため、唯一、既存店売上高を伸 ばした。IR部の渡辺美子氏によると「(自社の)イオンカード会員への割引キ ャンペーンを実施した」ことなどが売り上げに貢献したという。これ以外では、 衣料品などを総合的に扱う総合スーパー部門は同3.1%減と前年を下回った。

西友の株価は前日比19円(6.33%)安の281円、イトーヨーカ堂は同5円 (0.18%)安の2850円、ダイエーは同変わらずの125円、ユニーは同3円 (0.32%)高の934円、イオンは同45円(1.83%)高の2510円。(午後2時37 分現在)

【総合スーパーの3月売上高】
(前年同月比%、▲はマイナス)

                  既存店売上高        全店売上高
西友              ▲4.5                ――――
イトーヨーカ堂    ▲3.0                ▲2.0
ダイエー          ▲1.0                ▲16.8
ユニー            ▲0.5                ▲0.4
イオン              1.4                  5.4

東京 堤 紀子 Noriko Tsutsumi

青井康恵 Yasue Aoi --* 03-3201-8950 ntsutsumi@bloomberg.net Editor:Murotani

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