大阪ガス:四半期決算発表を検討、情報開示積極化-東ガス、新日石も

都市ガスで時価総額2位の大阪ガス は、今期から四半期決算発表を開始する方向で検討している。情報開示の積極 的な姿勢を投資家に示して、市場の評価を高めるのが狙い。ガス・電力会社で の四半期決算開示は初めて。奥村昌彦・広報部マネジャーが明らかにした。

四半期決算は、この4-6月期の決算を7月末にも開示することから始め る見込み。この前段階として前期(2003年3月期)決算を昨年に比べてほぼ1 カ月早い4月28日に発表する。奥村マネジャーは「これまでの取り組みで、決 算発表を早期にまとめる体制を確立できた」と述べた。

四半期決算は東京証券取引所がこの4-6月から「概要」を発表すること を上場企業に義務付けている。さらに中間や通期決算と同様の形式での四半期 決算を早ければ来期から義務化することを目標にしている。大阪ガスはこれに 先行して通期と同様の形での四半期決算を今期から開示する方向だ。

大阪ガスが情報開示に積極的なのは今後、ガスや電力の自由化が進むなか で競争が一段と激しくなることも背景にある。投資家の企業への将来の評価を 示す株価は2001年7月末以降、東京ガスを下回って推移している。野村明雄社 長はこの株価について「大変気になる」と語り、危機意識を強く持っている。

みずほインベスターズ証券の河内宏文アナリストは、大阪ガスの四半期決 算開示について「企業分析が容易になり、収益の基調的な動きがより把握しや すくなる」と評価した。

東京ガスも現在、「四半期決算を開示できるかどうか検討中」(柴田陽一・ 広報部課長)、新日本石油も「開示する方向で検討」(鈴木暁・広報部主事)と しており、今後エネルギー企業に四半期決算開示が拡大する公算が大きい。

大阪ガスの午前株価終値は、前日比2円(0.62%)安の323円。社債(償 還期限2012年6月20日、利率1.46%)の16日終値気配は106円74銭、利回 りは0.68%、同年限との国債との利回り格差(スプレッド)は8.9ポイントで、 この格差は昨年末と同水準で推移している。

東京 上野 英治郎 Eijiro Ueno --* (03) 3201-8841 e.ueno@bloomberg.net Editor :

企業ニュース:JBN18

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE