シーアンドエスが安い、今期減収減益を計画-業界での地位低下を懸念

愛知県を地盤にコンビニエンスストア を全国展開するシーアンドエスが59円(3.6%)安の1566円と反落。既存店売 上高の落ち込みと店舗のスクラップアンドビルドで今期減収減益の業績見通し を発表。先行してリストラを行った上位企業との格差が広がるとの不安が高ま った。

C&Sが15日午後2時に発表した2003年2月期の連結決算は、経常利益 が前期比同0.8%増の236億円、純利益は1.6%増の115億円と伸び悩んだ。個 人消費の低迷を受けて傘下の「サークルケイ・ジャパン」と「サンクスアンド アソシエイツ」の既存店売上高が同2.0%減と低迷したほか、粗利益率も悪化し た。

2004年2月期の連結純利益は、前期比32%減の78億円程度になる見通し。 不採算店の閉鎖などに伴い34億円程度の特別損失を計上することが背景。既存 店売上高はサークルKが同4.8%減、サンクスAAが同5.8%減を想定。業界最 大手のセブン-イレブン・ジャパンが昨夏から愛知県内で出店を開始したこと で、「個店で5-10%の影響(売り上げ減少)を受けている」(外山泰三社長) という。今期は400店の新規出店を行う一方、450店を閉鎖・移転する。営業総 収入は同2.4%減の1545億円、営業利益は同6.1%減の227億円と、C&S創 設以来初の減益に転じる見通し。

コンビニエンスストア業界はセブンイレブンの一人勝ち、これをファミリ ーマート、ローソン、シーアンドエスの2位集団が追っているが、プリモリサ ーチ・ジャパンの鈴木孝之シニアアナリストは、2位集団の中でもリストラの 取り組みによって差が開き始めていると指摘する。「2002年2月期までにリス トラを終えたファミリーMが2位を確保し、2003年2月期に取り組み始めたロ ーソンがそれに続いている。C&Sのリストラはこれからのため、2社から随 分遅れるだろう」(鈴木氏)と、C&Sの相対的な地位低下を懸念している。

C&Sの業績悪化は親会社のユニーの収益にも影響を与える。ユニーが15 日発表した2004年2月期の業績見通しは、売上高が前期比1.1%減の1兆1670 億円、経常利益が同7.7%減の436億円、純利益が同5.9%減の118億円と、減 収減益予想。これを受けて同社株は22円(2.4%)安の893円と下落している。

東京 浅井 真樹子 Makiko Asai 鷺池秀樹 Hideki Sagiike

--*(03)3201-8955 masai@bloomberg.net Editor:Ushiroyama

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