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新日石など石油各社、4月分のガソリン卸価格は据え置き

石油元売り大手の新日本石油は27日、ガソリ ンなど石油製品の4月出荷分の販売店向け卸価格について3月比据え置きにすると発表 した。

為替レートが円高・ドル安となり、原油価格も下落したことで調達コストは前月に 比べ1リットル当たり1.4円減少した。ただ、2-3月に4.1円の卸価格の値上げを打 ち出したが、実際には2.5円にとどまり、その結果1.6円の取り残しが発生。4月分は 取り残し分から月次コストを差し引いた0.2円の値上げをすべきところだったが、津田 直和常務は「他社の仕切りや業転価格、末端市況動向を勘案のうえ据え置きにした」と述 べた。

ほかの石油元売りでは既に、コスモ石油や出光興産が4月分の卸価格の据え置きを 決めている。ジャパンエナジー、昭和シェル石油も4月前半分(1―15 日)の価格を3 月後半分と比べそれぞれ据え置いた。

石油元売り各社は、原油価格の高騰から生産コストの負担増を転嫁するため、3月 の石油製品卸価格を前月に比べ1.9-2.8円引き上げていた。

それに対して、石油情報センターが26日発表したレギュラーガソリン1リットルの 全国平均価格(24日時点)は2週連続で103円となった。2002 年10月中旬から100円 と横ばいを続けてきたガソリン価格は、2月下旬からじりじりと値を上げてきているが、 価格転嫁は十分に進んでいない。

東京 鈴木 偉知郎 Ichiro Suzuki --* (03)3201-8594 isuzuki@bloomberg.net Editor:Abe

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