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通信大手各社:対イラク向け予備回線を増強-国際通信を確保

東京 3月20日(ブルームバーグ):国内通信大手各社はイラク向け通信の 確保を図るため、20日までに予備の国際接続回線を増強した。各社とも現時点 で回線障害は発生していない。

国際通信大手のKDDIはイラク向け回線を通常の2ルートから4ルートに 増強。日本テレコムも通常の1ルートを予備回線を増やして2ルートにした。N TTコミュニケーションズ(NTTコム)は、通常時に中近東、イラク向けに3 ルートを持っており、特にイラク戦に備えての増強はしていないが、「今後に備 えて接続ルートの拡大を考えている」(広報部・橋田桂氏)。

対イラクの通信量も増えている。米国からイラクへの最後通告があった18 日にはKDDI、NTTコムともにイラク向け通話は通常の10倍程度に増加。 回線がつながりにくい状態が続いている。

海外出張の中止で電話会議などの需要が増える可能性も指摘される。ただ、 各社とも「今のところはまだない」(日本テレコム社長室・上村正章氏)、「顕 著な動きはない」(KDDI広報部・福間洋介氏)状態だ。

UFJつばさ研究所の曽根基春アナリストは、イラク戦の通信業界に与える 影響について、通信各社は国内サービスが多く、イラクに出資している企業はな いことから、「影響は限定的」とみている。

東京 矢沢 利弘 Toshihiro Yazawa --* (03)3201-8982 tyazawa@bloomberg.net Editor:Okubo

業界別ニュース:JBN17

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