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J-フォン:前払い方式携帯電話の加入者月間純増数を2倍に

東京 3月20日(ブルームバーグ):英ボーダフォン傘下の移動体通信サー ビス大手J-フォンは、前払い(プリペイド)方式の携帯電話の月間加入者純増 数を従来の倍に引き上げたい考えだ。同社の山野眞義マーケティング戦略部長は このほどブルームバーグ・ニュースとのインタビューで、積極的な広告のほか、 端末の品揃えの拡充や新サービスを付加することによって同社の全契約者に占め るプリペイド携帯電話の比率を引き上げたいとの意向を示した。

J-フォンは先月、プリペイド方式携帯電話のブランド「エンジョルノ」を 創設、新機種を発売した。プリペイド用の携帯端末は、通常の後払い携帯電話用 に発売した旧機種を転用することが多いが、エンジョルノは同社で初のプリペイ ド専用機種。

同社のプリペイド携帯電話の1月の加入者純増数は1万5700台だったが、 2月は4万3000台に伸びた。今後、カメラ付端末などを投入することも検討、 品揃えを充実させ、販売拡大を目指す。

販売ターゲットについて、山野氏は「家族がキーワード」と語る。現在、日 本の携帯電話の普及率は58%と高く、市場は飽和に近づいている。だが、高齢 者や小学生などの低年齢層への普及率はそれほど高くない。

プリペイド携帯は基本料が要らない半面、通話料が1分100円と割高だった が、J-フォンは最大1分60円まで引き下げた。同社は家族が連絡を取り合う ための端末としてシルバー世代や主婦などへの営業を強化、利用者のすそ野を広 げる戦略だ。

また、プリペイド式を後払い式携帯加入への呼び水にしたいとの考えもある。 後払い式の解約を防ぐための受け皿としての機能にも期待する。「プリペイドか ら後払い方式に簡単に契約を移行するための方策も検討中」(山野氏)だ。

プリペイド式携帯端末はJ-フォンショップ全店舗とコンビニエンスストア 計3万店舗で販売している。利用者の利便性を向上させるため、前払い分を使い 切った後の料金追加カードについても、今後販売網拡大を図る考えだ。

日本テレコムホールディングスの株価前日比1000円(0.3%)高の32万4000 円(午前9時45分現在)。

東京 矢沢 利弘 Toshihiro Yazawa --* (03)3201-8982 tyazawa@bloomberg.net Editor:Okubo

業界別ニュース:JBN17

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