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積水ハウス:03年1月期純利益は巨額の損失なく345億円-今期355億円

住宅業界最大手の積水ハウスが19日 発表した03年1月期連結決算によると、純損益は前期の903億円の赤字から 345億円の黒字と2期ぶりに黒字転換した。プレハブ住宅の建設が低迷したもの の、前期の不動産や株式の評価損、退職積立金不足額の償却など大きな特別損失 がなかったことから、黒字に回復した。

売上高は前期比0.4%減の1兆3002億円と2期連続減。単体の住宅販売戸 数は同5.1%減の5万7439戸。住宅1棟当たりの単価は前期と比べて3.6%下が って2960万円と、3期ぶりに3000万円割れしたこともあって、住宅の販売額で は同8.1%減となった。

また、連結売上高をセグメント別でみると、工業化住宅請負(プレハブ住宅 建設)が同9.8%減の7409億円、不動産販売が同2.6%増の1901億円、不動産賃 貸が同35%増の2319億円。プレハブ住宅の受注が低迷したものの、不動産販売 では、戸建分譲が堅調だったのに加えて、分譲オフィスビルも寄与したとしてい る。賃貸でもグループ各社が好調だったうえ、連結対象が増えたこともあって、 大幅な増収となった。

営業利益は同2.5%減の727億円と2期連続減。コストダウンに努めたもの の、プレハブ住宅の減収に伴う利益率の低下で減益となった。

経常利益は同5.4%減の691億円とやはり2期連続減。有利子負債を前期よ り657億円減の1600億円と削減したこともあって、支払利息が大幅に減り、金 融収支は前期の5000万円の黒字から03年1月期では4億7300万円の黒字と増 えた。しかし、雑支出が増えたこともあって、経常減益だった。

特別損失は販売用不動産の評価損の17億円、株式評価損の9億円など総額 で39億円(特別利益はゼロ)と、前期の特損2340億円に比べて激減したことか ら、税効果会計で220億円の税負担があっても、純利益は345億円の黒字を確保 した。

04年1月期の連結見通しは売上高が前期比3.1%増の1兆3400億円、営業 利益が同10%増の800億円、経常利益が同11%増の770億円、純利益が同

2.8%増の355億円。単体の住宅販売戸数は同4.6%増の6万100戸とプラスを 見込んでいることが増収増益の最大の要因。また、特別損益は10億円のマイナ スとみている。

積水ハウスの株価終値は前日比21円(2.5%)安の833円。

東京 桜井 勉 Tsutomu Sakurai --* (03)3201-3556 tsakurai1@bloomberg.net Editor:Okimoto

企業ニュース:JBN18

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