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米英西首脳会談:イラク武力行使の決断、17日が正念場に(2)

(5段落目以降を付け加えます)

ラジェス(ポルトガル領アゾレス諸島) 3月16日(ブルームバー グ):イラク攻撃を容認する決議案を共同提案している米、英、スペイン3カ 国の緊急首脳会談が16日、大西洋上のアゾレス諸島(ポルトガル領)の米軍 基地で行われた。3首脳は、イラクのフセイン大統領は武装解除に応じておら ず、国連安保理は武力行使を容認する決議案を採択するかどうかの決定を17 日に行うべきだとの認識で一致した。

ブッシュ米大統領は会談後の記者会見で「明日(17日)は外交が機能する かどうかを決定付ける最後の日になる」と強調。「もし平和のためを考えるな らば、サダム・フセインは国を去ることもできる。それは彼が下すべき決断 だ」と述べた。

ブレア英首相は、フセイン大統領が直ちに武装解除しないのであれば、明 確な最後通告が必要という点で3首脳は一致したと説明。「(国連決議を)順 守していない場合、確固たる最後通告を突きつけなければ、それ以上議論を重 ねてみても単なる先延ばしを招くだけだ」としたうえで、「これは、彼(フセ イン大統領)が12年間にわたって繰り広げてきたゲームにすぎない」と断じ た。

また、アスナール・スペイン首相は「米国とその支援国は、危機を外交的 に解決するため「あらゆる可能な努力を続けてきた」と指摘。「われわれは、 そ の最後の努力をする準備をしている」と語った。

国内世論

イラクへの武力行使をめぐっては、国連安保理常任理事国のフランスやロ シアが査察の延長を要求しており、武力行使には反対の姿勢を見せている。シ ラク仏大統領は米CBS放送とのインタビューで、これまで120日間としてい た査察延長期間を30日間に短縮するとの譲歩案を示した。しかしチェイニー 米副大統領は「これ以上の延期はサダム・フセインだけを助けることになる」 としてこれを一蹴した。

米国の世論は、国連の支持なしでもイラクを攻撃することを容認する人が 多いものの、英国やスペインでは反対の声が多く、ブレア、アスナール両首相 は厳しい国内世論に直面している。

ラジェス Richard Keil、 James Kirkup ほか 東京 角田 正美 Masami Kakuta --* (03) 3201-3157 mkakuta@bloomberg.net       Editor:Kobari

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