コンテンツにスキップする

コンビニ大手8社の2月売上高:6社が前年上回る-道路券の特需で

ブルームバーグ・ニュースが11日ま でにまとめたコンビニエンスストア大手8社の2003年2月売上高(速報ベー ス)によると、6社が既存店売上高で前年実績を上回った。高速道路回数券 「ハイウェイカード」の3万円券、5万円券が2月で廃止されたことに伴い、 駆け込み需要が発生した。

ハイウェイカードの特需により、ローソンが約3%、サークルケイ・ジャ パンが約10%、サンクスアンドアソシエイツが約2%、ミニストップが約1%、 スリーエフが約5%、それぞれ既存店伸長率を引き上げたという。一方、ファ ミリーマートとポプラの2社はハイウェイカードの特需の影響がいくらになる のか計算できないとしている。

セブン-イレブン・ジャパンは実質ベースでもプラス成長を確保した。同 社はハイウェイカードなど、他社から持ち込まれた「取り扱い商品」を売り上 げに計上しない方針をとっており、2月の同0.2%増は、実力で前年実績を上 回ったことになる。広報室の松本稔総括マネジャーは、2月の売り上げ動向に ついて、「焼き立てパンとコーヒーのセットサービスなど、キャンペーン効果 が下支えした」と説明している。

デフレ傾向の収束

コンビニの主力商品のひとつ、おにぎりの平均購入価格帯が上昇している。 特にローソンの「おにぎり屋」キャンペーンは開始時の2002年11月から今年 2月末までの4カ月間で2億個以上の販売を達成。全社の業績をけん引する商 品に成長している。2月25日に投入した「たけのこごはん」(160円)、「豚 角煮」(160円)も好調な滑り出しとなっており、「おにぎり商品で最も売れ ている価格帯は160円商品」(広報担当の藤井孝司氏)という状況だ。

またセブンイレブンの「こだわりおむすび」シリーズも好評。「『ちょっ とした贅沢(ぜいたく)』をコンセプトに、質の高い素材を順々に変えてい く」(セブンイレブン広報室の金子哲宏氏)のが息の長いヒットの要因で、シ リーズ開始時の2001年12月と比べて、顧客層が拡大しているという。現在は 「たけのこ」(160円)、「いくら」(180円)を展開中で、これも価格帯が若 干上昇している。

○コンビニの2月売上高(前年同月比%)
注)▲はマイナス:この数値は速報ベース

チェーン名                 既存店売上高   既存店来客数   全店売上高
セブン-イレブン・ジャパン       0.2            0.5           5.8 注1
ローソン                       3.6         ▲ 1.0           5.6
ファミリーマート                3.2         ▲ 2.2           9.0
サークルケイ・ジャパン          9.5         ▲ 1.1          15.7
サンクスアンドアソシエイツ    ▲0.3         ▲ 2.0           5.5
ミニストップ                    1.1            0.2           7.7
スリーエフ            1.7         ▲ 1.8          10.9
ポプラ             ▲2.3         ▲ 2.8         ▲1.2

参考:2月の主要都市各地天気状況 (カッコ内は2002年2月との比較)
           東京         名古屋          広島           福岡
上旬     6.2(-1.1)   5.1(-0.9)    5.2(-1.1)     7.6(-0.4)
中旬     6.7(+0.2)   6.3(+2.4)    6.8(+2.0)     8.1(+0.9)
下旬     6.5(-4.0)   6.3(-2.8)    7.1(-2.2)     9.6(-0.8)
通月     6.5(-1.6)   5.9(-0.2)    6.4(-0.4)     8.4(-0.1)

注1:セブンイレブンのみハイウェイカードの売り上げが計上されていない

東京 鷺池 秀樹 Hideki Sagiike --* 03-3201-8293 hsagiike@bloomberg.net Editor:Murotani

経済指標に関するニュース:NI ECO、NI JNECO

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE