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アジア地域でのLPG価格が高値圏で推移、プロパンは最高値

アジア地域での液化石油ガス(LPG)価格が 高値圏で推移している。家庭用に使われるプロパン(3月積み)が1トン当たり385ド ル(本船渡し)と、前月に比べ10ドル(2.7%)上昇し、2カ月連続で過去最高値を更 新した。指標となるのは、サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコが日本の石油 会社などに通知する公示価格。

LPG価格の参考となる中東産ドバイ原油の2月平均価格は1バレル当たり30ドル と、前月に比べ7%高い水準になったことや、スポット(当用買い)市場でのLPG取 引が高値で推移していたことが主因。プロパンは1年前に比べ79%高い水準となった。

今後の価格見通しについては、4月分は国内での在庫が落ち込む傾向にあるため、 在庫積み増しの動きから「4月到着分までは下がりにくい」(コスモ石油ガス・供給部の 田代淳担当課長)との見方が出ている。また、イラク情勢の緊迫化が長引けば、不需要 期にもかかわらず高止まりする可能性もあるとの指摘もあり、高値圏での推移が続きそ うだ。

一方、産業用に使われるブタンの3月積み価格は1トン当たり360ドル(同)と前 月に比べ5ドル(1.4%)引き下げた。引き下げは昨年3月積み以来。これまで積極的な 買いを進めていた中国が、高値を嫌って購入を手控える動きが出ているためだが、価格 は1年前に比べ2倍の水準となっている。

東京 鈴木 偉知郎 Ichiro Suzuki --* (03)3201-8594 isuzuki@bloomberg.net Editor:Abe

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