小売株が続落、国内景気の先行き不透明感で-セブイレブは安値更新

小売株が軒並み下落。TOPIX小 売株指数は一時、7.48ポイント安の500.23まで下げ、昨年来安値を更新した。 東証株価指数(TOPIX)が終値ベースでバブル崩壊後の安値を割り込むな ど、株式需給が悪化するなかで、国内景気の先行き不透明感が充満、売り注文 が増えた。

なかでもコンビニ株の下げはきつく、セブン-イレブン・ジャパンが一時、 前日比75円(3.0%)安の2780円、ファミリーマートが同108円(5.7%)安 の1782円と、それぞれ安値を更新した。

三菱証券エクイティリサーチ部の金森淳一シニアアナリストは小売株につ いて、「個別で悪材料は出ているわけではないが、株式相場全体の需給悪化で 先週以降、下げがきつくなっている」と指摘、買い手が不在のなか、売りが先 行する展開になっていると分析する。

買い注文が入らない理由について金森氏は、セブンイレブンを例にとり、 「積極出店で来期以降の収益が伸びるというシナリオも、市場のなかで風化し ており新鮮味がなくなっている。株価を持ち上げるだけの驚きがない現状で無 理して買いを入れる必要もないとみられている」と言う。

小売企業は2月決算が多いため、投資家は今後の決算発表と来期以降の営 業戦略をみたうえで投資しようという向きが多いようだ。

TOPIXに占める小売株の比率は一時4.62%まで低下、昨年4月上旬以 来の低水準となっている。

東京 鷺池 秀樹  Hideki Sagiike --* 03-3201-8293 hsagiike@bloomberg.net Editor:Okimoto

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