コスモ石:連結負債と精製能力削減、3カ年中計-LNG基地検討(2)

財務体質改善を目指す石油元売りのコスモ石 油は25日、有利子負債と石油精製能力の削減を柱とする3カ年中期経営計画を発表した。 競争激化による製品価格低下といった厳しい収益環境に対応して経営体質を強化する。

4月から始まる2003年度から05年度までの中期計画では、連結有利子負債(02年 度末予想で5500億円)を5200億円に減らす。さらに横浜製油所跡地や神戸油槽所跡地 といった不動産が売却できれば、さらに300億円の削減が可能とみている。

精製能力削減では坂出製油所(香川県坂出市)の一部削減を視野に入れている。同 製油所内には、液化天然ガス(LNG)基地を建設することを四国電力と検討し始めて おり、この計画も踏まえて6月末までに具体的な削減数値などの結論を出す。

精製能力を削減することになれば、提携している新日本石油といった他の会社から の製品調達も必要になることが予想されることから、そうした企業との話し合いも進め る。販売拠点(ガソリンスタンド)は02年度末予想の5154店を3年間で約15%少ない 4405店に減らす。3年間での設備投資計画は1110億円。

こうした企業体質の強化により、05年度の連結売上高を1兆9200億円(02年度予 想は1兆8400億円)、経常利益は600億円(同220億円)に膨らませることを目指す。

コスモ石油の株価終値は、前日比5円(3.1%)高の163円。社債(償還期限2005 年5月24日、利率2.84%)の24日終値気配は99円27銭、利回りは3.19%、同年限と の国債との利回り格差(スプレッド)は312ベーシスポイントで、この格差は昨年末の 325からやや低下している。

東京 上野 英治郎 Eijiro Ueno --* (03) 3201-8841 e.ueno@bloomberg.net Editor :Abe

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