C&Sが売り気配、中期的な売り上げ低迷を懸念-業績下方修正を嫌気

コンビニエンスストア業界4位のシー アンドエス(C&S)が前日比120円(7.0%)安の1585円で約9万株の売り気 配。売り上げ低迷を背景に今期の連結業績予想を下方修正したほか、来期につい ても弱気な業績見通しを公表したことが嫌気された。05年2月期以降の収益回 復が可能だとする会社側に対して、投資家は中期的に売り上げが低迷するとみて、 売り注文を出したもようだ。

アイエヌジー証券の柳平孝シニアアナリストは、C&Sの収益構造について、 「街中出店が増え、支払い家賃が以前より高くなっている。固定費率が上昇する 状況なので、売り上げの未達が収益により大きく影響する構造になっている」と 解説。そのうえで来期の見通しについて柳平氏は、「会社側はベンダー(仕入れ 先)の統合効果などで粗利益が改善するとしているが、現時点では不透明。リス クを感じる」と指摘する。

C&Sが12日に発表した2004年2月期の連結業績見通しによると、営業利 益は同5.4%減の227億円と、C&S創設(01年7月)以来初の減益に転じる見 通し。2つの事業会社の統合効果などで0.2ポイントの仕入れ原価低減を見込む が、店舗数が50店純減することや既存店の低迷を補えない。来期の既存店売上 高の予想値は、サークルKが同2.3%減、サンクスAAが同2.9%と設定してい る。

会社側では、04年2月期に不採算店の整理などにめどを付け、05年2月期 以降の「V字回復」(同社資金管理本部の島田聡IR担当)を期待している。

しかし、営業利益は5.7%増の240億円前後と1ケタ半ばの伸びにとどまる ため、株式市場関係者の間からは「V字回復のイメージは持ちにくい」(柳平 氏)とみられている。

ING証では13日付でC&Sの株式レーティングを「HOLD(中立)」 から「ウェイト下げ(弱気)」に1段階引き下げた。柳平氏は同社株の下げのめ どとして、「来期1株当たり利益(EPS)90円に業界平均株価収益率(PE R)15倍をかけた1400円」を想定している。

東京 鷺池秀樹 Hideki Sagiike --* 03-3201-8293 hsagiike@bloomberg.net Editor:Okimoto

C&Sの参考画面(自動更新) {7437 JP <Equity>CNP00591640101}

企業ニュース NI KIGYO, NI COS

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE