SCN:有線ブロード子会社に4.5%出資-10億円弱で株式取得(2)

ソニーのインターネット接続子会社で あるソニーコミュニケーションネットワーク(SCN)と有線放送最大手の有 線ブロードネットワークスは30日、光ファイバー網を利用した接続サービス提 携の一環として、有線ブロードの子会社、ユーズコミュニケーションズ(UC OM)にSCNが出資すると発表した。

SCNはUCOMの株式9800株(4.5%)を3月に取得する。取得額は9 億8000万円。親会社のソニーがすでに0.6%保有しているため、ソニーグルー プのUCOMへの出資比率は5.1%になる。

SCNは今回の提携によって、UCOMの光ファイバー網を使ったFTT Hサービス「So-net光(UCOM)」を新たに提供する。有線ブロードが 自社サービスと一緒に売り込むことで、マンションなど集合住宅への普及を目 指す。

同サービスの利用料金はマンションEコース(Etherタイプ、最大100 Mbps)が月額4800円、初期費用1万8000円。マンションVコース(VD SLタイプ、最大16Mbps)が月額3500円(その他、モデムレンタル料600 円)、初期費用が1万2000円。提供対象は首都圏1都3県(埼玉、千葉、神奈 川)のマンションで、2月14日の受付開始を予定している。

会見に出席したSCNの山本泉二社長は、「ADSL(非対称デジタル加入 者線)サービスは基本的に電話回線上のインフラということで、弱さがある」 としたうえで、「それに対して光ファイバーを使ったサービスはブロードバンド (高速大容量)環境に適している」として、UCOMとの提携でFTTHサー ビスのマーケット拡大を目指すと強調した。新サービスへの加入見込みについ て山本社長は、「初年度で10万人程度を目指したい」と語った。

UCOM、総額100億円の資金調達検討

UCOMは同時に、総額100億円程度の資金調達を検討していると発表。 その第一弾として、今年3月上旬をめどに、SCNの9億8000万円を含む約20 億円の第三者割当増資を実施する。

有線ブロードの宇野康秀社長(UCOM社長兼任)は調達資金について、 「(FTTHサービスの)拡大に併せて必要になってくるマンションのインフラ 整備に充てる」と説明。今後の割当先企業については、「FTTHサービスの普 及に賛同する企業」としたうえで、詳細は未定と述べた。

SCNの株価終値は前日比8円(0.9%)高の877円、ソニーは10円(0.2%) 高の4770円、有線ブロードネットワークスは前日比1800円(8.4%)高の2万 3300円。

東京 三浦 和美 Kazumi Miura

桜井 勉 Tsutomu Sakurai --* (03)3201-8583 kmiura1@bloomberg.net Editor:Okubo

企業ニュース:JBN18

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE