コンテンツにスキップする

電力系通信事業者が光回線でIP電話に参入-NTTの収入に影響も

東京電力系の東京通信ネットワーク (TTNet)が3月中にも光ファイバー回線を使うIP(インターネット・プ ロトコル)電話事業に参入するほか、関西電力系のケイ・オプティコム(大阪 市)も光回線によるIP電話サービスを前向きに検討している。

光回線を利用したIP電話は、ADSL(非対称デジタル加入者線)方式と 異なり、既存の電話回線を使わない。利用者はNTTの東西地域通信会社に電話 基本料を支払う必要がなくなるため、電力系事業者によるIP電話サービスが広 がれば、NTT東西の基本料収入の減少につながる可能性がある。

TTNet経営企画部の中村孝太郎氏によると、同社のインターネットサー ビス利用者向けに、3月中にもIP電話サービスを開始する計画。基本料と通話 料(加入者間は無料)のほか、ネット接続料金などが必要となる。料金水準は現 在詰めている段階だが、基本料は月額300円前後、一般固定電話へは全国一律3 分8円前後となる見通し。

ケイ・オプティコムもIP電話サービスを「前向きに検討」(経営企画チー ムの田中一啓氏)している。ただ、料金やサービス開始時期は未定としている。

26日付の日本経済新聞朝刊は、TTNetが2月末、ケイ・オプティコム が4月中に光回線によるIP電話事業を始める予定と報じた。同紙は、NTT並 みの光回線網を有する電力系のIP電話への参入で年1兆4000億円に上る基本 料収入を得ているNTT東西の経営に影響が出そうだと伝えていた。

東京電力の株価は前週末比10円(0.45%)安の2225円、関西電力は6円 (0.34%)高の1769円(午前10時20分現在)

東京 矢沢 利弘 Toshihiro Yazawa --* (03)3201-8982 tyazawa@bloomberg.net Editor:Okubo

企業ニュース:JBN18

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE