石油連盟の岡部会長:世界需給は来月均衡、原油安定へ-イラクを懸念

石油連盟の岡部敬一郎会長(コスモ石油会長 兼社長)は22日の定例会見で、高止まりが続いている原油について、2月以降は世界で の需給関係が均衡してくるとして価格の安定を予想した。

石油輸出国機構(OPEC)の原油バスケット価格(7油種平均)は1バレル当た り31.21ドル(20日現在)と、ここ2年間の高値を付けた。この背景について岡部会長 は、産油国ベネズエラのゼネストで供給が12月から減少して米国の在庫減少につながり、 ニューヨークのWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)価格上昇を通じ てOPEC価格に影響していると分析した。

世界の需給量(日量)は、11月が需要7870万バレル・供給7849万バレルだったの に対して、12月は7870万バレル・7643万バレルになり、1月も7780万バレル・7712 万バレルとベネズエラの影響でいずれも供給が減少する。

OPECは先週の臨時総会で生産枠を150万バレル多い日量2450万バレルに2月か ら引き上げることを決議した。このため、岡部会長は世界の需給関係が「2月以降はほ ぼバランスが取れてくる」と述べ、季節的にも不需要期に入ってくることから原油価格 の低下、安定を予想した。

同時に、米国などによるイラク攻撃の可能性について「やるとすれば2月から3月 にある」と予測して、その際にはイラクの原油供給力が低下することから原油価格に上 昇圧力がかかることを懸念した。

東京 上野 英治郎 Eijiro Ueno --* (03) 3201-8841 e.ueno@bloomberg.net Editor:Abe

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