アラ石がストップ高:原油価格が上昇、個人買い進む-9カ月ぶり高値

アラビア石油の株価がストップ高(値 幅制限いっぱいの上昇)、昨年末に比べて15%近く上昇している。産油国のベネ ズエラのストライキや、イラク攻撃の可能性の高まりを受けて原油価格が上昇 しており、収益改善をはやした買い注文が先行している。

アラ石の株価はストップ高となる昨年末比100円(14.95%)高の769円ま で上昇している。この価格は昨年4月9日(788円)以来ほぼ9カ月ぶりの高値。 午前10時45分現在でもこの価格で取引が進んでいる。値上がり率は東証一部 2位、売買高は169万900株。

市場はアラ石の株価上昇について「イラク攻撃の可能性やイスラエルの紛 争で原油価格が上がっており、それをはやして個人投資家が買い進んでいる」 (石川照久・泉証券商品部長)とみている。

ニューヨークのWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)期 近2月物は3日、前日比1.23ドル高の1バレル当たり33.08ドルで取引を終え た。石油輸出国機構(OPEC)の原油バスケット価格(7油種平均)も30ド ルに乗せ、2年1カ月ぶりの高値を付けている。

中東情勢については共同通信が6日、イスラエル軍が5日にパレスチナ自 治区ガザ市の自治政府施設などを武装ヘリコプターでミサイル攻撃したと報道 している。

産油会社のアラ石にとって原油価格の上昇は収益好転要因。原油価格の上 昇や中東情勢の悪化を受けて、個人投資家が値幅取りを狙ってアラ石株を買い 進んでいる。取引注文はDLJディレクト証券やイー・トレードといったネッ ト証券が売り買いともに多い。

東京 上野 英治郎 Eijiro Ueno --* (03) 3201-8841 e.ueno@bloomberg.net Editor :Abe

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