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ドコモ:AT&Tと第3世代携帯の米国展開で合意-04年に4都市

移動体通信サービス最大手のNTT ドコモは26日、16%出資する米国の携帯電話事業者AT&Tワイヤレスと共同 で、高速通信が可能な第3世代(3G)携帯電話サービスを2004年中に米4大 都市で開始すると発表した。ドコモが中心となって開発したW-CDMA方式 の3Gサービスとしては、北米初の本格的展開となる。

両社は同方式による3Gサービスを同年末までにサンフランシスコ、シア トル、ダラス、サンディエゴで開始する。技術支援のためドコモは役員をAT &Tワイヤレスに派遣する。AT&Tワイヤレスは3Gサービス導入を支援す る技術委員会を設置し、ドコモと共同で3G展開に関する具体的計画を検討し ていく。AT&Tワイヤレスは今後、サービス地域を拡大させる考え。

サービス地域絞り込み

ドコモは2000年12月にAT&Tワイヤレスとの間で、全米上位50都市(04 年6月時点)のうち13都市で3Gサービスを導入することで合意していたが、 AT&Tワイヤレスは開始時期を6カ月遅らせるとともに、サービス地域を絞 り込んだ格好だ。通信市況が厳しさを増していることもあり、地域の絞り込み で設備投資の効率を上げる狙いもある。

3Gサービスの通信方式は日欧方式と呼ばれるW-CDMAと、KDDI などが採用する北米方式のCDMA2000に大別される。ドコモは1999年以降、 W-CDMA方式やインターネット接続サービス「iモード」普及のため、欧 米、アジアの携帯電話会社に総額約1兆8000億円を投資。うちAT&Tワイヤ レスには約1兆1500億円を出資しており、同社の筆頭株主となっている。

現在、W-CDMAサービス用の通信インフラは世界的にほとんど整備さ れていない。ドコモは北米でのサービス開始をきっかけに、同方式を世界的に 普及させたい考えだ。

UFJつばさ研究所の曽根基春アナリストは、「サービス開始時期の遅れは 予想されていたことであり、ほぼ予定通り」としながらも、「北米での3Gサー ビスを開始することが正式に決まったということは前向きに評価できる」との 見解を示した。

ドコモの株価終値は3000円(1.4%)高の22万円。

東京 矢沢 利弘 Toshihiro Yazawa

竹本 能文 Yoshifumi Takemoto --* (03)3201-8982 tyazawa@bloomberg.net Editor:Okubo

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