ソニーと有線ブロード、光回線の共同事業で合意-資本提携も

ソニー系ネット接続会社のソニーコ ミュニケーションネットワーク(SCN)と有線放送最大手の有線ブロードネ ットワークスは25日、有線ブロードの子会社であるユーズコミュニケーション ズが保有する光ファイバー網を利用したサービスを共同展開することで基本合 意したと発表した。

発表によると、SCNは自社のネット接続サービス「ソネット」で、光フ ァイバーによる接続サービスを来年2月をめどに提供する。また、新サービス の導入と利用促進に向けた両社の関係強化のため、SCNはユーズコミュニケ ーションズに対する出資を今後検討する。SCNはADSL(非対称デジタル加 入者線)で先行するヤフーに対して、よりブロードバンド(高速大容量)の光ファ イバーサービスで巻き返しを図る一方、有線ブロードも光ファイバー事業を拡 充しているNTTや電力各社などへの競争力を確保する狙いがあるとみられる。

有線ブロードはSCNとの連携により、自社サービスにソネットのコンテ ンツ(情報の内容)などを加えて、広範な加入者の獲得を目指すほか、両社の 強みを生かして共同でブロードバンド回線需要の高い都市部の集合住宅などに 対する光ファイバーサービスの普及加速を目指す。両社はサービスの詳細を今 後詰める方針。

提携について有線ブロードの広報担当、山田さやか氏は「ソネットのブラ ンド力で幅広い層の光ファイバー利用者獲得を目指したい」と説明。一方、S CNは「マンションに対する光ファイバー導入の営業強化が期待できる」(広報 担当の稲田達矢氏)と判断している。

有線ブロードは2001年3月に商用の光ファイバーブロードバンドサービス を開始、11月末時点の加入者数は前年同月比6倍の5万3218人。02年8月通 期の連結売上高は前期比5%減の910億円、純損益は243億円の赤字(前期は 9億円の黒字)だった。

SCNの出資額について同日付の日経新聞は、「数十億円規模の見通し」と 伝えていた。

ソニーの株価終値は前日比40円(0.79%)安の5020円、有線ブロードは 同2000 円高の2万1000円のストップ高買い気配。

東京 矢沢 利弘 Toshihiro Yazawa --* (03)3201-3651 yokubo1@bloomberg.net Editor:Okubo

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