スーパー11月売上高:気温低下で防寒商材好調-3社が前年比プラス

ブルームバーグ・ニュースが25日ま でにまとめた総合スーパー5社の11月の既存店売上高は、11月初旬の気温の低 下によりコートなど防寒衣料が好調でイトーヨーカ堂、ユニー、イオンの3社 が前年比プラスとなった。ただ、「雇用情勢の悪化など、消費環境にプラスの材 料はなく、今(消費が)戻るのは天候要因しかない」(ユニー広報担当の嶋村恵 司氏)と慎重な見方も出ている。一方、ダイエーは3カ月連続、西友は2カ月 連続の前年割れ。

イトーヨーカ堂は、初旬の気温の低下でコートなどが売れたほか、10月31 日から11月4日まで実施したプロ野球読売ジャイアンツの日本一優勝セールが 全体を引き上げた。BSEいわゆる狂牛病の影響が薄れ、牛肉の売り上げも回 復しているという。

ユニーは1998年11月以来4年ぶりに既存店が前年実績を上回った。同社 の11月度は10月21日から11月20日までで「この期間、非常に寒かったため 季節商材が飛ぶように売れた」(嶋村氏)。衣料品はコートのほか肌着も好調で 同6.1%の大幅増加となった。このほか、ストーブやカイロなども売り上げを伸 ばしたという。

イオンも防寒衣料のほか鍋物に使う白菜など野菜類が好調だ。食品部門は 同2.4%増加した。また、衣料品やパソコン、通信機器といった高価格の商品が 売れていることなどから客単価は同0.3%増と10月の1.1%減から改善した。

ダイエーは家電製品の売り場縮小などが響き、既存店は3カ月連続で前年 割れ。コートやセーターなどが好調で衣料品は同1.3%増、食品も同1.6%増を 確保したが、家電を含む家庭用品は同7.2%の減少だった。家電の取り扱いにつ いては、大型商品から電池やビデオテープなどの小型家電に変更しているため、 単価下落も売り上げ減少に響いた。

西友は、10月よりマイナス幅を縮小したものの2カ月連続で前年実績を下 回った。強化をしている食品部門は好調だが、衣料品部門が苦戦したという。

【総合スーパーの11月売上高】
(前年同月比%、▲はマイナス、速報ベース、―――は公表せず)

                  既存店売上高        全店売上高
イトーヨーカ堂      2.0                 ―――
ユニー              1.7                 0.6
イオン            1.1                 6.6
ダイエー          ▲1.0                 ―――
西友              ▲3.0               ▲1.7

東京 堤 紀子 Noriko Tsutsumi

青井康恵 Yasue Aoi

野々宮莉莉 Lily Nonomiya --* 03-3201-8950 ntsutsumi@bloomberg.net Editor:Okimoto

ダイエー 8263 JP <Equity>CN

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