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東芝:台湾、中国で携帯電話3機種投入へ-動画対応端末も

東芝は中国と台湾に先端の携帯電話 端末3機種を新たに投入する。台湾3位のKGテレコムにインターネット接続 端末、中国2位のチャイナ・ユニコムには動画対応端末など2機種をそれぞれ 供給する。海外事業の強化が狙い。同事業を率いる東芝の溝口哲也専務が18日 までにブルームバーグ・ニュースに明らかにした。

KGテレコムの広報担当の呉美慧氏によると、同社は東芝製の携帯電話端 末「T535i」の発売を19日に正式発表する。同端末はNTTドコモのネット接 続サービス「iモード」と同様のサービス用で、欧州やアジアで普及している 通信方式GSMおよびデータ通信のGPRSに対応。

東芝は欧州でもオランダのKPNモバイル、ドイツのEプルス、フランス のブイグテレコムに同様の端末を納入しており、この実績が認められた。欧州 では11月の発売後、すでに「追加注文が入り始めている」(溝口専務)状況だ。

中国では最先端商品でブランド強化

中国では日本で今月下旬に発売予定のJ-フォン向け動画対応端末と同等 機種「T618」を早ければ来年2月に提供する計画。動画伝送のためのコンピュ ーターサーバーといったインフラをチャイナ・ユニコムが整備するのに併せて 納入する。最先端の商品で注目を集め、ブランド力と販売網の強化につなげた い考えただ。

現行製品の後継機となる「T218」は小型化したのが特徴。大画面が必要と なるデータ通信サービスが始まったばかりの中国では小さい端末が人気だが、 これまでの東芝製の携帯電話端末はコストを優先したため、「デザイン的に必 ずしも中国の消費者が好む形になっていなかった」(同専務)との反省がある。

新型機2機種はともに高速大容量通信の「cdma2000 1x」に対応する。同 通信方式のサービスは米国や韓国で普及しているほか、日本でもKDDIが展 開している。

東芝の携帯電話端末事業は、国内ではKDDIとJ-フォン向け端末が市 場シェア1位と好調ながら、海外での赤字が収益を圧迫。2003年3月期の携帯 電話出荷計画600万台のうち、3分の2が国内向けとなる見込み。今期は売上 高2000億円、営業利益10億円を目指すが、業績改善のため海外事業の収益力 強化を急いでいる。

北米でも自社ブランド端末投入へ

現在の海外事業の中心である米国では、来年前半に東芝ブランドの端末展 開を始める。これまでは米オーディオボックスコミュニケーションズ社にOE M(相手先ブランドによる生産)供給してきたが、通信事業者の要請もあり、 米国のノート型パソコン市場でシェア1位を獲得している自社ブランドに切り 替える。

米国ではカメラ付き携帯電話の普及が遅れているが、東芝は来年中にもこ れらの製品を投入していく方針。同社は米最大手のベライゾン・ワイヤレスと 全米4位のスプリントPCSに端末を供給している。

東芝の午前終値は前日比5円(1.4%)高の357円。

東京 鈴木 恭子 Kyoko Suzuki

竹本 能文 Yoshifumi Takemoto 台湾 イアン・ポコック Iain Pocock --* (03)3201-8868 ksuzuki3@bloomberg.net Editor:Okubo

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