原油24-28ドル予想:OPEC生産維持、年初イラク攻撃-新日石

石油輸出国機構(OPEC)の臨時総 会を来週に控えて、石油元売り最大手である新日本石油は、目先の原油(ドバ イ)価格が1バレル24-28ドルと堅調に推移するとの予測を明らかにした。O PEC総会では原油生産枠が据え置かれ、米国を中心とする対イラクへの武力 行使が年明けにも実施される公算が大きいとみている。新日石の田元賢二・国 際部部長が6日語った。

産油国11カ国で構成されるOPECの臨時総会は12日、オーストリアに あるウィーンの本部で開催される。この総会の見通しについて新日石は、生産 枠の日量2170万バレル(イラクを除く10カ国分)を据え置くと同時に生産枠 の順守率向上を表明する可能性が最も高いとみている。

この見通しを受けて原油価格は、冬の需要期を迎えていることもあり、強 含みで推移するとみている。ドバイ原油は5日、1バレル24.3ドルで取引され ている。

当面の原油価格に影響を与える要因としてはこのOPEC総会以外に、イ ラク攻撃の有無と米国の在庫水準を挙げた。イラク攻撃については2003年の初 頭(1月か2月)に実行されるとの大方の予想を支持しており、米国在庫につ いては低水準であると評価した。

実際にイラクが攻撃された際には原油価格が予想範囲(24-28ドル)を抜 けて一時的に跳ね上がる公算が大きいとみている。こうした原油価格の影響に ついて田元氏は、精製コスト増加といった点から「石油会社にとっては収益を 圧迫する方向に働く」と述べた。

OPECは12日に臨時総会を開くほか、2003年3月11日にウィーンで定 例総会を開催する予定。

東京 上野 英治郎 Eijiro Ueno --*(03) 3201-8841 e.ueno@bloomberg.net Editor:Abe

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