【個別銘柄】:コロムビア、オートバク、トヨタ、三井金属、大手銀行

31日の主な売買銘柄の終値は次の通 り。

コロムビアミュージックエンタテインメント(6791):30円(22%)安の 104円と大幅反落。値下がり率は東証1部トップ。前日発表した2002年9月中 間期の業績が大幅に悪化したことから、米リップルウッド・ホールディングス 主導での事業再生シナリオに対する期待感が後退した。

オートバックスセブン(9832):230円(6.8%)安の3140円と大幅反落。 販売促進費の増大や子会社の業績悪化などで、大幅増益を予想していた今期経 常利益が前期並みにとどまる見通しとなり、好業績を期待して買っていた投資 家から失望売りが出た。

岩崎電気(6924):12円(5.5%)安の208円と連日で年初来安値を更新。 29日に発表された2002年9月中間期の最終赤字が計画の4.4倍に膨らむとの見 通しを受けて、足元の業績悪化を嫌気した売りが継続。黒字転換を計画してい る2003年3月期通期についても業績悪化懸念が高まった。

トヨタ自動車(7203):25円(0.9%)高の2980円と4営業日ぶりに反発。 30日発表した2002年9月中間決算は過去最高益を記録、通期でも増益の見通し。 ホンダが通期の業績見通しを下方修正しているだけに、好調な決算結果が確認 されて買い安心感が高まった。売買代金は270億円となり、東証1部トップ。

スカイマーク エアラインズ(9204):午後に入り上げ幅を拡大し、1万円 (13%)高の8万8000円とストップ高(制限値幅いっぱいの上昇)となった。 新たに米投資顧問会社と増資の引き受けについて本格交渉を始めることが明ら かになり、財務体質改善や事業計画への支障といった懸念が後退したようだ。

三井金属(5706):29円(14%)高の230円と大幅反発。値上がり率は東証 1部トップ。ドイツ証券が格付けを引き上げたことをきっかけに、収益好転を 受けた買い注文が先行した。

ドウシシャ(7483):110円(6.9%)高の1700円と4日続伸。中小規模の 小売各社が厳しい環境にあるなか、2002年9月中間決算で増収増益を確保した うえ、通期の見通しも利益面で若干上振れる見通しとなったことから、業績悪 化懸念が薄れ、見直し買いが先行した。

住商情報システム(9719):170円(5.6%)高の3230円と大幅続伸。一時 8%近く上昇した。パッケージ商品などの好調でシステム販売事業が伸び、2002 年9月中間期がほぼ計画通りの増収増益となったほか、2003年3月期通期も増 収増益が見込まれており、各社の情報設備投資抑制で業界全般の低迷が懸念さ れるなか、同社は業績に対して安心感があると評価された。

日立建機(6305):25円(4.8%)高の546円と大幅反発。一時10%近く上 げた。中国を中心にアジア向け輸出が拡大し、2002年9月中間期の連結最終損 益が計画の2.3倍と大幅な黒字転換となったため、2003年3月期通期もさらに 業績拡大が期待できるとの見方が強まった。

パイオニア(6773):55円(2.7%)高の2090円と反発。一時5%近く上昇 した。前日発表の中間決算で連結純利益が大きく伸びたうえ、通期利益予想を 上方修正したことを受け、取引開始から買い注文が先行した。

東洋ゴム工業(5105):10円(5.2%)高の203円と大幅続伸。海外向けタ イヤの販売増加で中間期経常利益は計画を7割上回る見通しとなったため、見 直し買いが膨らんだ。

アドバンテスト(6857):190円(5.0%)高の4030円と反発。一時9%超上 昇した。2002年9月中間期連結決算では、リストラ費用として今期に50億円の 損失を営業費用に計上するため、通期の純損益を従来予想の33億円の赤字から 63億円の赤字(前期は239億円の赤字)に下方修正したものの、内容は織り込 み済みとの見方が聞かれた。

任天堂(7974):70円(0.6%)高の1万1800円と続伸。欧州連合(EU) の規制当局が31日、同社に対し、競争法違反で1億4900万ユーロ(約180億 円)の罰金を支払うよう命じたが、同社は巨額の現預金を保有しているだけに、 経営への影響はない、と判断されたようだ。

WOWOW(4839):1万円(4.6%)高の22万7000円と反発。一時7% 近く上昇した。番組費や販売促進費用を押さえた結果、9月中間期の経常利益 が計画の4.5倍に膨らみ黒字転換を果たす見通しとなり、売上高が伸び悩むな かで資金を効率的に使い、利益を確保したことが評価された。

大手銀行株:軒並み上昇。政府のデフレ対策に盛り込まれた不良債権の処 理策が、急激な銀行の貸し出し圧縮につながりかねない税効果会計の見直しを 見送ったため、極端なハードランディングが回避されたことが好感された。

終値は、UFJホールディングス(8307)が1万円(5.7%)高の18万5000 円、みずほホールディングス(8305)が1万1000円(6.3%)高の18万6000 円、三井住友銀行(8318)は9円(1.8%)高の507円など。三井住友銀は売買 高が3626万株となり、東証1部トップ。

東京 白木 真紀 Maki Shiraki --* (03)3201-7644 mshiraki1@bloomberg.net Editor:Ushiroyama

トヨタ自動車        7203 JP <Equity> CN

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE