【個別銘柄】:コロムビア、オートバク、トヨタ、三井金属、大手銀行

31日午前の主な売買銘柄の終値は次 の通り。

コロムビアミュージックエンタテインメント(6791):19円(14%)安の 115円と大幅反落。値下がり率は東証1部トップ。前日発表した2002年9月中 間期の業績が大幅に悪化したことから、米リップルウッド・ホールディングス 主導での事業再生シナリオに対する期待感が後退した。

オートバックスセブン(9832):220円(6.5%)安の3150円と大幅反落。 販売促進費の増大や子会社の業績悪化などで、大幅増益を予想していた今期経 常利益が前期並みにとどまる見通しとなり、好業績を期待して買っていた投資 家から失望売りが出ている。

岩崎電気(6924):11円(5%)安の209円と連日で年初来安値を更新。29 日に発表された2002年9月中間期の最終赤字が計画の4.4倍に膨らむとの見通 しを受けて、足元の業績悪化を嫌気した売りが継続。黒字転換を計画している 2003年3月期通期についても業績悪化懸念が高まった。

トヨタ自動車(7203):75円(2.5%)高の3030円と4営業日ぶりに反発。 30日発表した2002年9月中間決算は過去最高益を記録、通期でも増益の見通し。 ホンダが通期の業績見通しを下方修正しているだけに、好調な決算結果が確認 されて買い安心感が高まっているようだ。売買代金は159億円となり、東証1 部トップ。

三井金属(5706):21円(10%)高の222円と大幅反発。値上がり率は東証 1部トップ。ドイツ証券が格付けを引き上げたことをきっかけに、収益好転を 受けた買い注文が先行している。

ドウシシャ(7483):149円(9.4%)高の1739円と4日続伸。値上がり率 は東証1部2位。中小規模の小売各社が厳しい環境にあるなか、2002年9月中 間決算で増収増益を確保したうえ、通期の見通しも利益面で若干上振れる見通 しとなったことから、業績悪化懸念が薄れ、見直し買いが先行した。

日立建機(6305):37円(7.1%)高の558円と大幅反発。一時10%近く上 げた。中国を中心にアジア向け輸出が拡大し、2002年9月中間期の連結最終損 益が計画の2.3倍と大幅な黒字転換となったため、2003年3月期通期もさらに 業績拡大が期待できるとして評価されている。

パイオニア(6773):90円(4.4%)高の2125円と反発。前日発表の中間決 算で連結純利益が大きく伸びたうえ、通期利益予想を上方修正したことを受け 取引開始から買い注文が先行している。

東洋ゴム工業(5105):13円(6.7%)高の206円と大幅続伸。海外向けタ イヤの販売増加で中間期経常利益は計画を7割上回る見通しとなったため、見 直し買いが膨らんでいる。

アドバンテスト(6857):250円(6.5%)高の4090円と反発。30日発表し た2002年9月中間期連結決算では、リストラ費用として今期に50億円の損失 を営業費用に計上するため、通期の純損益を従来予想の33億円の赤字から63億 円の赤字(前期は239億円の赤字)に下方修正したものの、内容は織り込み済 みとの見方が聞かれた。

任天堂(7974):150円(1.3%)高の1万1880円と続伸。欧州連合(EU) の規制当局が31日、同社に対し、競争法違反で1億4900万ユーロ(約180億 円)の罰金を支払うよう命じたが、同社は巨額の現預金を保有しているだけに、 経営への影響はない、と判断されたようだ。

WOWOW(4839):6000円(2.8%)高の22万3000円と反発。一時7% 近く上昇。番組費や販売促進費用を押さえた結果、9月中間期の経常利益が計 画の4.5倍に膨らみ黒字転換を果たす見通しとなり、売上高が伸び悩むなかで 資金を効率的に使い、利益を確保したことが評価された。

大手銀行株:軒並み上昇。政府のデフレ対策に盛り込まれた不良債権の処 理策が、急激な銀行の貸し出し圧縮につながりかねない税効果会計の見直しを 見送ったため、極端なハードランディングが回避されたことが好感された。

午前終値は、UFJホールディングス(8307)が1万円(5.7%)高の18 万5000円、みずほホールディングス(8305)が9000円(5.1%)高の18万4000 円、三井住友銀行(8318)は18円(3.6%)高の516円など。

東京 白木 真紀 Maki Shiraki --* (03)3201-7644 mshiraki1@bloomberg.net Editor:Ushiroyama

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