扇大臣:「厳しい判決と受け止め、環境改善に努力」-大気汚染判決で

扇千景・国土交通大臣は29日、「東 京大気汚染訴訟」で東京地裁が同日、原告の訴えを一部認めて国と東京都、首 都高速道路公団に賠償金の支払いを命じたことで、「厳しい判決と受け止め、道 路交通環境の改善に向けて努力する」として以下の談話を発表した。

「原告の主張する自動車の排出ガスと健康影響との因果関係が認められ、 排出の差し止め請求は否定されたものの、損害賠償請求については一部認めら れたものであり、国にとって非常に厳しい内容であると受け止めている」

「今後は判決内容を詳細に検討したうえで、本件訴訟で国を代表する法務 省など関係機関と協議し、対応を検討したいと考えている」

「しかしながら私としては、道路交通環境の改善は喫緊の課題と認識して おり、本件訴訟の背景となっている大気環境の現状を踏まえて、道路交通環境 対策について、新たな施策を講じることも含め、一層の推進を図るよう担当部局 に指示を行った。国土交通省としてはできるだけ早急に総合的な施策を取りま とめて、道路交通環境の改善に向けてさらに努力していく」

首都高速道路公団の橋本鋼太郎理事長も同日、「上級の裁判所の判断を求め るかどうかを含め、今後の対応については判決の内容を十分検討し、関係機関 とも協議のうえ、方針を決定したいと考えている」との談話を発表した。

東京 山口 義正  Yoshimasa Yamaguchi --* (03) 3201-7298 y.yamaguchi@bloomberg.net Editor:Hinoki

企業ニュース:JBN18

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