ダイハツ:9月中間期の純利益は前年同期比76%減の13億円

トヨタ自動車子会社のダイハツ工業 が25日発表した2002年9月期中間決算は、国内販売台数の低迷が響き、連結 純利益が前年同期比76%減の13億円となった。

連結売上高は同4.2%減の4557億円。海外での売り上げは伸びたものの、 国内販売が21万6000台と前年同期比9.7%減少したことが響いた。連結営業利 益は同56%減の46億円。原価低減で48億円の増益要因があったが、売り上げ の減少などで94億円、減価償却費の負担増で42億円などの減益要因があり、 利益水準を押し下げた。持ち分法利益が増加したことで連結経常利益は同37% 減の57億円となった。

山田隆哉社長は東京証券取引所(東証)の会見で、国内の販売台数が苦戦 した理由について、「昨年10月から各社が軽自動車(排気量660cc以下)の追 加車種を投入したが、ダイハツは追加車種の数で負けた」と指摘した。同氏に よると、既存車種での市場シェアは30%であるのに対し、追加車種におけるシ ェアでは22%だったという。

ダイハツは今期決算から、マレーシアの「プロドゥア オート コーポレー ション(PCSB)」を連結対象とした。森田美榮博取締役は、PCSBの影響 額について、「連結売上高では370億円、経常利益では36億円、純利益では5 億円」と述べ、連結経常利益の6割以上がPCSBの収益であることを明らか にした。

通期の連結純利益を下方修正

ダイハツは2003年3月期の連結通期業績を下方修正した。売上高は国内販 売台数を下方修正したため、前期比0.6%増の9500億となる見通し。通期の国 内販売台数計画を前期比4.7%減の47万5000台へと期初見通しから7%下方修 正した。営業利益は同8.6%減の170億円(同215億円)を見込む。経常利益は 同0.8%減の160億円(期初計画は190億円)、純利益は同30%減の65億円(同 80億円)となる見通し。

通期の国内販売台数は、前期比4.7%減の47万5000台(同51万1000台) を想定している。このうち軽自動車は同3.6%減の46万台(同48万8000台)、 登録車(同660cc超)は、28%減の1万5000台(同2万3000台)。

山田氏は、2002年度の軽自動車市場について、「185万台」を予想しており、 ダイハツの2002年度市場シェアは「(前期比0.7ポイント低下の)26.9%を予 想している」という。同社の2002年度上期における軽自動車の市場シェアは、 前年同期比2.5ポイント低下の25.4%だった。下期は同1ポイント上昇の

28.2%を想定している。

森田氏は、通期のPCSBの影響額について、「連結経常利益で50億円、 連結純利益で10億円」としている。

ダイハツの株価終値は、前日比3円(0.75%)高の402円。

東京 井上 徹二 Tetsuji Inoue

鈴木 偉知郎 Ichiro Suzuki --* (03)3201-7297 teinoue@bloomberg.net Editor:Murotani

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