自工会会長:中国の緊急輸入制限は「楽観的にみている」

東京 10月17日(ブルームバーグ):日本自動車工業会(自工会)の宗国旨 英会長は17日、都内で行った定例会見で、中国の緊急輸入制限(セーフガード) による影響について、長引くと自動車生産に多少影響は出るが、鉄鋼のセーフ ガードの問題については楽観的な見方を示した。

宗国会長は、「きょう現在の情報をつかんでないので業界全体のことは言え ない」としながら、「広州本田汽車(広東省広州市)の自動車生産では、現在、 特段のダメージではないが、長引くと(鉄鋼資材の調達が難しくなるので)多 少なりともやりくりをするなどの何らかの影響は出てくる」と述べた。ただ、 「(日中間の鉄鋼の貿易問題が)そんなに難しく進むとは思わないので、楽観的 にみている」と語った。

中国政府は今年5月、鉄鋼と鉄鋼製品を対象とした実施期間が180日間の 暫定的なセーフガードを発動。長期間にわたる正式発動に切り替えるかどうか について原則11月下旬までに結論を出す。暫定セーフガードでは、関税割当方 式で過去3年の輸入平均量を超えた部分に対し、7%から26%の上乗せ関税を 賦課する。

17日付の日本経済新聞朝刊は、経済産業省が高炉各社にヒアリングした結 果として、新日本製鉄など高炉6社が2002度下期(2002年10月-2003年3月) の中国向け鉄鋼輸出量を合計で今年度上期(4-9月)比40%程度削減する、 と報じた。セーフガードの正式発動ではそれまでの輸出姿勢を考慮して国別に 輸入割当枠などを決める可能性があるため、日本の鉄鋼メーカーは輸出を抑制 することにしたという。

東京 井上 徹二 Tetsuji Inoue --* (03)3201-7297 teinoue@bloomberg.net Editor:Murotani

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