【個別銘柄】:ダイエー、カシオ、ケーヒン、サクラダ、精工技研

17日午前の主な売買銘柄の終値は次 の通り。

ダイエー(8263):12円(8.6%)高の151円と連日で大幅高。一時14%近 く上昇した。政府が金融機関の不良債権処理で、ハードランディング(多額処 理とそれに伴う金融機関への公的資金投入)よりもソフトランディング(整理 回収機構に公的資金を入れて対応するといった方法)を選ぶ可能性が強まった との見方が広がり、負債を多く抱えるダイエーの先行き懸念が後退した。

カシオ計算機(6952):26円(4.5%)高の608円と反発。一部報道で、2002 年9月中間期の連結純利益が従来予想の20億円を上回る23億円程度となった もよう、と報じられたのが手掛かりとなった。デジタルカメラやカメラ付き携 帯電話の販売好調などが寄与したという。

ケーヒン(7251):87円(7.0%)高の1322円と大幅続伸。ホンダ向け部品 が好調で、2002年9月中間期の連結経常利益が従来予想を26%上回る見通しと なったことから、業績好調を評価する買いが優勢となった。市場では、通期の 業績予想も大幅に上方修正されるとの期待が高い。

サクラダ(5917):6円(9.4%)高の70円と上昇。鉄骨メーカーの川岸工 業(5921)と資本・業務提携を結ぶことで基本合意したことを明らかにしたた め、財務基盤を強化すると同時に経営の効率化を実現し、収益回復につなげる との期待が高まった。一方、川岸工業の午前終値は6円(2.0%)安の300円。

精工技研(6834):300円(16%)高の2200円とストップ高(値幅制限いっ ぱいの上昇)。光製品(光通信用部品)部門は不調だが、DVD(デジタル・ビ デオ・ディスク)成形用金型の需要が増加しているため、2003年3月期の連結 業績を中間・通期ともに上方修正したことが好感された。

レーサムリサーチ(8890):1万円(11%)高の10万2000円とストップ高 (制限値幅いっぱいの上昇)。前期決算が計画を上回ったうえ、今期も2割増収 増益を見込んでいるため、成長期待が高まった。

アデランス(8170):15円(0.6%)安の2420円と5営業日ぶりに反落。一 時、5%近く下落した。女性新規顧客用かつらの販売低迷が響き、2002年8月 中間期の連結純利益が従来予想を下回ったほか、決算と同時に発表した女性新 規顧客用かつらの9月売上高(速報ベース)は前年同月比で30.3%減となった ため、2003年2月期通期の業績に対して下ぶれ懸念が強まった。

ミツミ電機(6767):朝方は売り気配で始まったが、徐々に値を戻し、午前 の終値は30円(2.5%)高の1238円となった。パソコン関連機器の販売低迷と 円高によって今期の経常利益は期初計画の半減にとどまる見通しを明らかにし たことで、業績動向を見守りたいとの見方が出た。その一方、修正後の業績数 字は市場の想定範囲との声もあり、新たな売り材料ととらえられなかった。

東京 白木 真紀 Maki Shiraki --* (03)3201-7644 mshiraki1@bloomberg.net Editor:Ushiroyama

ダイエー      8263 JP <Equity> CN

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