コンビニ中間決算:既存店売上高は7社が前年割れ、天候不順などで

株式を上場するコンビニエンスストア 大手8社の2002年8月中間決算が15日出そろった。フランチャイズビジネス の継続的な成長性を測るうえで重要視される既存店売上高は、ミニストップを 除く7社が前期実績を下回った。7月の天候不順で同月の売り上げが低迷した ことに加え、節約志向の高まりを受けて、買い上げ点数が減少した。一方、粗 利益率については5社が改善を示した。規模を背景に仕入れコストの低減に取 り組んだほか、採算性の高い独自企画商品(PB)を投入したことなどが奏功 した。

既存店における客単価は8社平均で1.7%減少した。必要な量だけを低価格 で販売する「小分け商品」が売れ筋となったほか、顧客が「ついで買い」を控 えたのが響いた。

既存店の来店客数は各社まちまちとなった。セブンイレブンは既存店ベー スでの1日1店舗当たり来店客数を公表していないものの、全店ベースで同 1013人となっており、他社を大きく上回る実績を残した。

粗利益率が改善を示した5社のうち、改善幅の一番大きかったのはポプラ。 地域密着型PB商品の投入が改善につながったという。

一方、ミニストップとファミリーマートは小幅ながら悪化した。粗利益額 の少ないサービス商品の比率が高まったことなどが背景。

(1)コンビニ各社の既存店売上高、1日1店当たり平均客数、同客単価 *T                         (▲はマイナス)

既存店売上   客数(人数、伸び率) 客単価(円、伸び率) セブンイレブン   ▲ 0.7%    ―― 、 1.2%      ―― 、▲1.8% ローソン ▲ 3.0% 816人、▲0.3% 604円、▲1.1% ファミリーマート   ▲ 1.1%    840人、 1.6%      581円、▲0.5% サークルK ▲ 2.6% 792人、 0.4% 648円、▲2.4% サンクス&アソシエイツ  ▲ 2.4%    899人、 1.2%     583円、▲2.8% ミニストップ 0.6%    856人、 0.9%     562円、▲0.3% スリーエフ     ▲ 2.9%    853人、▲0.3%     592円、▲2.8% ポプラ ▲ 2.7% 815人、▲0.5% 571円、▲2.2%

(2)コンビニ各社の平均粗利益率

2002年8月中間期(前年同期比) セブンイレブン    30.70%  0.10%改善 ローソン 30.60% 0.30%改善 ファミリーマート    28.49%  0.16%悪化 サークルK 28.40% 0.10%改善 サンクス&アソシエイツ   29.00%   変わらず ミニストップ    31.50%  0.20%悪化 スリーエフ 26.80% 0.30%改善 ポプラ 28.10% 0.50%改善 *T

東京 鷺池秀樹 Hideki Sagiike --* 03-3201-8293 hsagiike@bloomberg.net Editor:Okubo

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