【個別銘柄】:ダイエー、三洋電、ブリヂストン、ハイテク株、低位株

7日の主な売買銘柄の終値は次の通り。

ダイエー(8263):38円(30%)安の87円で、下落率は東証1部トップ。 売り気配で始まった後100円ちょうどで寄り付いた。100円を割り込んだのは、 6月の株式併合後初めて。週末の一部テレビ報道番組で、竹中平蔵経済財政・ 金融担当相が「悪い企業に退出してもらうのは資本主義経済では当たり前の話。 大きすぎて潰せないと言って放置するのはあり得ない」と述べたことで、ネッ ト証券経由の売りが膨らんだ。

低位株:熊谷組(1861)が3円(18%)安の14円となるなど株価水準の低 い銘柄の下げが続いた。小泉改造内閣のもとで銀行の不良債権処理が加速すれ ば、経営状態が厳しい企業が淘汰(とうた)されるのでは、との不安が強まっ た。借入金が多く財務状態の悪い銘柄が下落率上位を占めた。大京(8840)が 7円(12%)安の50円となったほか、太平洋金属(5541)が11円(16%)安 の56円、いすゞ自動車(7202)が9円(16%)安の46円など。

ハイテク株:東京エレクトロン(8035)が230円(5.4%)安の4070円と なるなど、ハイテク株の下げがきつい。4日の米国株式市場で、ストレージ(外 部記憶装置)最大手EMCの業績下方修正をきっかけに、ハイテク企業の業績 不安が高まったため、日本の関連企業にも収益悪化懸念から売りが先行した。 東エレクのほか、NEC(6701)が39円(7.5%)安の480円、富士通(6702) が39円(8.0%)安の451円などが下落。

三洋電機(6764):35円(8.9%)安の360円と年初来安値を更新。午前中 には一時、42円(11%)安の353円まで値を下げ、1999年3月以来の安値水準 をつけた。電機・ハイテク関連企業の業績見通しがよくないなか、特に同社は、 赤字に陥っている白物家電の事業をどのように立て直すかという問題や、液晶 や部品などこれまで利益をけん引してきた分野の業績が先行き鈍化することへ の懸念が強まっているとの指摘が聞かれた。

ダイハツ工業(7262):32円(7.6%)安の391円と3日続落。国内の自動 車販売台数が落ち込んだことを背景に、2002年9月中間期の単独業績を下方修 正したことから、収益悪化懸念が広がったようだ。

日機装(6376):48円(9.9%)安の435円と年初来安値を更新。一時は60 円(12%)安の423円まで下げた。工業部門の需要の落ち込みが厳しく、2002 年9月中間期の連結業績は期初計画を下回る見込みとなった。下期も業績回復 は見込みにくく、2003年3月期の連結業績予想も大幅に下方修正したため、市 場では予想外の下方修正に失望感が広まった。

日本電波工業(6779):260円(16%)安の1385円と年初来安値を更新。I T(情報技術)関連投資の冷え込みで水晶デバイス業界の競争が激化して製品 の販売単価が下落しており、今期連結経常利益は従来予想の85%減にとどまる 見通しとなったため、収益悪化懸念が強まった。

ブリヂストン(5108):38円(2.5%)高の1536円と3日続伸。先週後半か ら、好業績が見込まれる同社を国際優良株として見直す動きが出ており、この 日は特に、同社の米現地法人の欠陥タイヤをめぐる訴訟で、元株主グループが 起こした2件の訴えを、連邦地裁判事が棄却していたことが明らかになったこ とも買い手がかりとなったようだ。東証1部銘柄がほぼ全面安となるなか、同 社株の上昇が目立った。

日本ドレーク・ビーム・モリン(4688):200円(5.1%)高の4130円と大 幅続伸。不良債権処理が加速化するなかで、経営悪化企業がリストラを積極的 に進め、リストラの対象になった社員の再就職支援サービスは増加するとの見 方が広まっており、業績拡大を期待した買いが膨らんだ。同業他社のヒュー・ マネジメント・ジャパン(4778)も高く、終値は6万5000円(9.2%)高の76 万9000円と3日続伸。

東京 白木 真紀 Maki Shiraki --* (03)3201-7644 mshiraki1@bloomberg.net Editor:Ushiroyama

ダイエー      8263 JP <Equity> CN

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