訂正:M&A:野村がトップ、合計額は前年比で半減―今年1-9月期

2002年1月-9月期の日本企業が関わ るM&A(買収・合併)の仲介・助言業務ランキングによると、野村ホールデ ィングスが120億米ドル(1兆4618億円)と2位のモルガン・スタンレー証券 の68億ドル(8228億円)を大きく引き離してトップだった。公表された案件に ついてブルームバーグがまとめた。

今期は、世界的な株安や景気の悪化のなかで、M&Aの国際的な大型案件 が減り、国内の小型案件が増えている。野村は今年、日立製作所や松下電器産 業などのアドバイザーを務めたほか、不採算部門の売却など国内企業の再生に 関わる案件を多数扱った。

この9カ月間に公表されたM&A案件の合計金額は前年同期比53%減の 365億ドル。平均金額も4600万ドルと前年同期の9000万ドルの半分程度だった。

一方、7月-9月期では、ソニーのアイワ完全子会社化のアドバイザーを 務めたメリル・リンチがトップだった。野村証券は6位だった。合計金額は56 億ドルと前年同期の270億ドルから5分の1に減少した。

野村証券は9月にM&A事業のシニア・ストラテジック・アドバイザーと して米破産法の専門家、リチャード・ギトリン氏を採用し、企業再生事業に一 層、力を入れていく方針だ。

ギトリン氏は、日本では従来、ある企業が再編の意向を明らかにしたら経 営破たんだと受け取られてしまう『文化』が企業再生の障害になってきたとし、 「企業を早めに立ち直らせようという『文化』を作ることが非常に重要だ」と 語った。日本企業に対し本業以外の収益性の悪い部門を売却しその代価を収益 性の高い本業に投資するようにアドバイスしていくという。

           アドバイザー              金額(百万米ドル)件数
1.        野村ホールディングス      12081               82
2.        モルガン・スタンレー       6871               19
3.        日興ソロモン               5457               11
4.        J.P. モルガン              4434               13
5.        ゴールドマン・サックス     3768                7
6.        みずほホールディングス     3440               71
7.        グローバル・マネジメント   3113                5
8.        メリル・リンチ             1976               13
9.        大和 SMBC                  1490               53
10.       アーンスト& ヤング         1425                3
11.       ドイツ銀行                 1313               11
12.       日興コーディアル            997                7
13.       三菱東京FG                922               15
14.       デロイト・トーシュ          772                5
15.       西ドイツ州立銀              739                1
16.       KPMG                        718               20
17.       ドレスナー                  690                3
18.       新生銀行                    590                5

野村HDの株価は前日比22円(1.40%)高の1590円(午前10時51分)。

(1日配信の‘Nomura Tops Japan Merger Rankings, Hires Gitlin’からの抜 粋、編集し直しました)

東京 竹内 カンナ Kanna Takeuchi

日向 貴彦 Takahiko Hyuga --* 03-3201-8969 ktakeuchi@bloomberg.net Editor:Kaimai

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