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ソフトバンク一段安:保有株含み減少-米ヤフーなど持株一部売却(3)

ソフトバンクの株価が午後の取引で 下げ幅を拡大、一時8%以上も下落した。米国株安で保有株の含み益が目減り しているところに、午前の米UTスターコム株に続いて午後にも米ヤフー株の 一部を売却したと発表したことで、経営の強みであった株式含み益が減少傾向 にあるとの見方が広がっている。

ソフトバンクの株価は一時、前日比105円(8.08%)安の1195円まで下落 した。終値は同94円(7.23%)安の1206円。値下がり率は東証1部12位にな った。売買代金は61億円と同15位、売買高は494万2700株と17位。

市場ではソフトバンク株の下落について「米ヤフー株が連日で年初来安値 を更新、含み益減少が進んでいる。このなかで相次ぎ保有株の一部を手放すと 発表したことで、含み益の一段の減少は避けられないとの懸念が広がっている」 (石川照久・泉証券商品部長)とみている。

ソフトバンクは午前、UTスターコム株600万株を約86億円で売却、36億 円の売却益を計上すると発表した。出資比率は26%と5ポイント低下する。さ らに午後には米ヤフー株の3000万株を約322億円で売却、158億円の売却益を 計上すると発表した。米ヤフーへの出資比率も9%と5ポイント低下する。

午後の米ヤフー株売却発表後に株価は下げ幅を急拡大した。日興コーディ アル証券エクイティ・マーケティング部の西広市部長は「米ナスダック株式相 場の下落が大きいなか、米ヤフー株の売却を契機にソフトバンクの含み益減少 が改めて注目された面があるのではないか」と述べた。

西部長はまた「日本株全体に手詰まり感が強まるなかで、信用取引での買 い残高(将来の売り要因)が多いことも株価を押し下げる一因にみなされる」 と語った。ソフトバンクの信用残は買い残が1362万株、売り残は817万株(23 日時点)。

ソフトバンクの取引は売り注文、買い注文ともに松井証券、イー・トレー ド、DLJディレクトSFG証券といったネット証券が目立った。

東京 上野 英治郎 Eijiro Ueno --* (03) 3201-8841 e.ueno@bloomberg.net Editor:Hinoki

企業ニュース:JBN18

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